マイナンバーカード更新ガイド〜10年で有効期限切れ!写真は必要?
「マイナンバーカードの有効期限が近づいている」
「通知書が届いたけれど、何をすればいいの?」
と困っていませんか?
マイナンバーカードには「カード本体の有効期限(10年)」と「電子証明書の有効期限(5年)」の2種類があり、それぞれ別の更新手続きが必要です。
有効期限が切れると、本人確認書類として使えなくなるだけでなく、マイナ保険証やe-Tax(確定申告)なども利用できなくなります。
この手続きガイドでは、カード本体の更新方法(4つの申請方法)から、写真の準備、期限切れの場合の対応まで、必要な情報をすべてまとめました。
1. まず確認!あなたの更新はどっち?
マイナンバーカードには2種類の有効期限があり、それぞれ更新方法が異なります。
まずは自分がどちらの更新に該当するかを確認しましょう。
1-1. マイナンバーカードの有効期限は2種類
| 種類 | カード発行時の年齢 | 有効期間 | 更新時に写真は? | 手続き場所 |
|---|---|---|---|---|
| カード本体 | 18歳以上 | 発行日から10回目の誕生日まで | 必要 | オンライン申請 → 窓口受取 |
| カード本体 | 18歳未満 | 発行日から5回目の誕生日まで | 必要 | オンライン申請 → 窓口受取 |
| 電子証明書 | 年齢問わず | 発行日から5回目の誕生日まで | 不要 | 市区町村窓口(即日) |
カード本体の有効期限が10年なのに対し、電子証明書は5年です。
そのため、カード本体はまだ有効なのに電子証明書だけ先に期限を迎えるケースが非常に多く、「カードには2030年と書いてあるのに、更新しろと言われた」という混乱がよく起こります。
2022年(令和4年)3月31日までに交付申請された方は「20歳」が基準となり、発行時に20歳未満だった場合はカード本体の有効期限も5回目の誕生日までとなっています。
1-2. 有効期限の確認方法
カード本体の有効期限
カードの表面(顔写真がある面)の右下に印字されています。
電子証明書の有効期限
以下のいずれかの方法で確認できます。
- カードの表面に手書きで記入されている(カード受取時に窓口で書いてもらうか、自分で記入)
- マイナポータルにログインし、トップページから「マイナンバーカード」を選択
1-3. どちらの更新が必要か確認する
届いた有効期限通知書の「有効期限が到来するもの」欄を確認します。
2. カード本体(10年)の更新手続き
カード本体の有効期限(10回目の誕生日)が近づいたら、新しいカードへの切り替え手続きが必要です。
2-1. 更新できるタイミング
有効期限の3ヶ月前から更新手続きが可能です。
有効期限の2〜3ヶ月前を目安に、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)から「マイナンバーカード・電子証明書有効期限通知書」が届きます。
通知書がなくても、有効期限まで3ヶ月を切っていれば手続きできます。
有効期限の3ヶ月前から有効期限までの間に更新した場合、新しいカードの有効期限は発行日から11回目の誕生日(18歳未満は6回目)まで、電子証明書は6回目の誕生日までに延長されます。
2-2. 4つの申請方法
カード本体の更新には事前申請が必要です。
以下の4つの方法から選べます。
① スマートフォンで申請(おすすめ)
準備が少なく、カードの仕上がりも早い方法です。
準備するもの:
- スマートフォン
- 有効期限通知書に同封された交付申請書
- メールアドレス
手順
- スマートフォンで顔写真を撮影して保存
- 交付申請書に記載されたQRコードをスマホで読み取る
- 表示された申請用Webサイトの案内に沿って手続き
② 証明写真機で申請
きれいな写真を撮りたい方におすすめです。
準備するもの:
- 有効期限通知書に同封された交付申請書
- 写真撮影用の料金
手順
- マイナンバーカードの申請に対応した証明写真機に行く
- 画面の案内に沿って手続き
③ パソコンで申請
準備するもの:
- パソコン
- 有効期限通知書に同封された交付申請書
- 顔写真のデータ(6ヶ月以内に撮影したもの)
- メールアドレス
手順
- マイナンバーカード総合サイトの申請用Webページの案内に沿って手続き
④ 郵便で申請
準備するもの:
- 有効期限通知書に同封された交付申請書
- 顔写真(6ヶ月以内に撮影・縦4.5cm × 横3.5cm)
手順
- 交付申請書に必要事項を記入し、顔写真を貼付
- 有効期限通知書に同封されている送付用封筒(宛先印刷済み)で郵送
2-3. 更新に必要な写真について
カード本体の更新では、顔写真が必要です。
| 項目 | 要件 |
|---|---|
| サイズ | 縦4.5cm × 横3.5cm(郵送申請の場合) |
| 撮影時期 | 6ヶ月以内に撮影したもの |
| 背景 | 白い無地の背景 |
| 正面向き | 帽子やサングラスなし、正面を向いている |
スマホで撮影する場合のポイント
- 明るい場所で、白い壁を背景にする
- 顔に影ができないよう照明を工夫する
- カメラを顔の高さに合わせて正面から撮影
- 別途撮影した写真データのアップロードも可能
電子証明書の更新では写真は不要
電子証明書(5年)だけの更新では、写真は一切不要です。
「マイナンバーカードの更新に写真がいるの?」と迷ったら、更新するのがカード本体か電子証明書かを確認しましょう。
2-4. 新しいカードの受け取り
申請が完了すると、住所地の市区町村から「交付通知書」が届きます。
届いたら、以下のものを持って市区町村窓口へ行きましょう。
- 交付通知書(はがき)
- 今お持ちのマイナンバーカード※
- 本人確認書類※(顔写真付き1点、または健康保険証+年金手帳など2点)
今お持ちのマイナンバーカードが有効期限内であれば、それ自体が顔写真付きの本人確認書類になります。
有効期限が切れている場合は、運転免許証やパスポートなど別の顔写真付き本人確認書類が必要です。
申請から受取までの期間
申請から交付通知書が届くまで約1ヶ月が目安です。
詳しくは「5-2. 申請から受取までの期間の目安」をご覧ください。
受取窓口の予約
受け取りが予約制になっている市区町村もあります。
事前にお住まいの市区町村のWebサイトで確認しましょう。
2-5. 本人以外が受け取る場合
15歳未満のお子様の場合
15歳未満の方のマイナンバーカードは、法定代理人(親権者)が受け取ります。
委任状は不要ですが、原則としてお子様本人の同伴が求められます。
ただし、未就学児や小中学生などは「来庁が困難」として、法定代理人のみでの受取を認めている自治体が多いです。
法定代理人のみで受け取る場合の持ち物:
- 交付通知書
- お子様の本人確認書類(顔写真付き1点を含む)
- 法定代理人の本人確認書類(顔写真付き)
- 法定代理人であることの確認書類(戸籍謄本など)
法定代理人の確認書類(戸籍謄本)は、本人と同一世帯の親子で住民票により確認できる場合は省略可としている自治体が多いです。
必要書類の詳細はお住まいの市区町村によって異なりますので、事前にご確認ください。
やむを得ない理由がある場合の代理人受取
本人が病気や身体の障がいなどで窓口に行けない場合に限り、代理人が新しいカードを受け取ることができます。
代理人による受取に必要なもの:
- 交付通知書(本人が裏面の回答書・委任状欄・暗証番号欄を記入し、目隠しシールを貼付)
- 申請者の本人確認書類(顔写真付きを含む)
- 代理人の顔写真付き本人確認書類
- 代理権の確認書類(法定代理人は戸籍謄本等、任意代理人は委任状)
- 本人が来庁困難であることを証する書類(診断書、障がい者手帳など)
代理人による受取が認められる範囲や必要書類は自治体によって異なります。
事前にお住まいの市区町村にご確認ください。
3. 電子証明書(5年)の更新手続き
電子証明書だけが期限を迎える場合は、カード本体の更新とは手続きが異なります。
市区町村窓口で即日完了し、写真も不要なので、比較的簡単です。
3-1. 電子証明書の更新方法(本人の場合)
必要なもの
- マイナンバーカード(有効期限内であること)
有効期限通知書は持参しなくても手続きできます。
手順
- マイナンバーカードを持って、住民登録のある市区町村窓口へ行く
- 窓口で暗証番号を入力する
- 職員が新しい電子証明書をカードに書き込む
暗証番号を忘れた場合でも、窓口で本人確認のうえ再設定できます。
3-2. 代理人による電子証明書の更新
本人が窓口に行けない場合、代理人による更新も可能です。
必要なもの
- 申請者のマイナンバーカード(有効期限内)
- 照会書兼回答書(本人が記入し、封入・封かんしたもの)
- 代理人の顔写真付き本人確認書類
- 有効期限通知書(なくても可)
手順
- 有効期限通知書に同封されている「照会書兼回答書」(本人の暗証番号を封入して代理人に渡すための書類)に、申請者本人が必要事項と暗証番号を記入する
- 記入した照会書兼回答書を封筒に入れて封かんする
- 代理人が必要書類を持って市区町村窓口へ行く
暗証番号の記入に誤りがあった場合、即日の更新はできません。
照会書兼回答書が手元にない場合は、住民登録のある市区町村に郵送を依頼できます。
15歳未満のお子様の電子証明書について
15歳未満の方のマイナンバーカードには、原則として署名用電子証明書(e-Taxなどで使用)は搭載されません。
一方、利用者証明用電子証明書(マイナ保険証・コンビニ交付などで使用)は搭載されるため、こちらの有効期限が到来した場合は更新が必要です。
15歳未満の方の電子証明書の更新は、法定代理人(親権者)が市区町村窓口で手続きを行います。
3-3. 電子証明書の更新について詳しく知りたい方は
電子証明書(5年)の更新手続きについて、さらに詳しい解説は以下の手続きガイドにまとめています。
4. 有効期限が切れてしまった場合の対応
「気づいたら期限が切れていた…」という方も多いです。
期限が切れても更新(再発行)は可能ですので、焦らず手続きを進めましょう。
4-1. カード本体の有効期限が切れた場合
できなくなること
- マイナンバーカードを本人確認書類として使えなくなる
- カードに搭載された電子証明書も使えなくなる(e-Tax、マイナポータル、コンビニ交付など)
対応方法
手続きは有効期限内の更新と同じ流れです。
- スマホ・PC・郵送・証明写真機のいずれかで申請(顔写真が必要)
- 交付通知書が届いたら市区町村窓口で受取
費用は無料です。
紛失や破損による再発行(有効期限内)は1,000円かかりますが、有効期限満了による更新・再発行は無料です。
なお、有効期限通知書に申請書IDが記載されていない場合は、市区町村窓口で直接申請することもできます。
4-2. 電子証明書の有効期限が切れた場合
できなくなること
- マイナポータルにログインできなくなる
- e-Tax(確定申告の電子申告)が利用できなくなる
- コンビニでの住民票などの証明書交付ができなくなる
マイナ保険証はすぐに使えなくなるの?
電子証明書の有効期限が切れても、有効期限満了日が属する月の末日から3ヶ月間はマイナ保険証としての利用が可能です。
ただし、この期間中に確認できるのは保険資格に関する情報のみで、診療情報や薬剤情報の確認はできません。
3ヶ月を過ぎても更新しなかった場合は、申請不要で「資格確認書」が加入している医療保険の保険者(協会けんぽ・健康保険組合・市区町村など)から届きます。
資格確認書があれば、引き続き医療機関を受診できます。
マイナ保険証と資格確認書の違いについては、以下の手続きガイドで詳しく解説しています。
対応方法
マイナンバーカード(本体が有効期限内)を持って市区町村窓口へ行けば、その場で電子証明書を再発行してもらえます。
写真は不要で、費用も無料です。
4-3. 確定申告(e-Tax)が迫っている場合
確定申告の時期に電子証明書の期限切れに気づくケースが非常に多いです。
電子証明書だけ切れている場合
市区町村窓口で即日更新できるので、すぐに窓口へ行きましょう。
更新後、マイナ保険証の利用登録が切れていないか確認しておくと安心です。
有効期限から3ヶ月以内に更新すれば、マイナ保険証の再登録は不要です。
カード本体も切れている場合
カード本体の更新は申請から受取まで約1ヶ月以上かかるため、確定申告期限に間に合わない可能性があります。
その場合は、税務署でID・パスワード方式の届出を行い、マイナンバーカードなしでe-Taxを利用する方法も検討しましょう。
5. 更新にかかる費用と期間
5-1. 費用はすべて無料
マイナンバーカードや電子証明書の有効期限による更新は、すべて無料です。
| 手続き | 費用 |
|---|---|
| カード本体の更新(有効期限到来) | 無料 |
| 電子証明書の更新(有効期限到来) | 無料 |
| カード本体の再発行(期限切れ後) | 無料 |
| 電子証明書の再発行(期限切れ後) | 無料 |
| 紛失・破損による再発行(通常) | 1,000円(電子証明書のみは200円) |
| 紛失・破損による再発行(特急発行) | 2,000円(電子証明書のみは1,800円) |
特急発行は、紛失・破損等の事由から30日以内に市区町村窓口で申請すると、約1週間で自宅に届く制度です。
紛失や破損によるカード再発行について詳しくは、以下の手続きガイドをご覧ください。
5-2. 申請から受取までの期間の目安
カード本体の更新
| ステップ | 所要期間 |
|---|---|
| 更新申請 → 交付通知書の到着 | 約1ヶ月 |
| 交付通知書到着後 → 窓口で受取 | 予約状況による |
申請が集中する時期やお住まいの自治体によって期間が異なります。
人口の多い自治体では2ヶ月以上かかることもあるため、通知書が届いたらすぐに申請するのがおすすめです。
確定申告期(2〜3月)は申請が集中し、通常よりも時間がかかることがあります。
余裕を持って早めに手続きを済ませましょう。
電子証明書の更新
市区町村窓口で即日完了します(予約不要の自治体が多い)。
なお、紛失・破損時に利用できる「特急発行」(約1週間で届く)は、有効期限切れによる更新では利用できません。
6. よくある質問(Q&A)
Q. 有効期限通知書が届かない・紛失した場合は?
A. 通知書がなくても更新手続きは可能です。
有効期限の3ヶ月前を切っていれば、マイナンバーカードを持って市区町村窓口へ直接行くことで手続きできます。
通知書が届かない場合は、宛先不明で市区町村に返戻されている可能性がありますので、窓口に確認してみてください。
Q. カード本体と電子証明書は同時に更新できる?
A. カード本体の更新手続きをすると、新しいカードに新しい電子証明書も搭載されます。
カード本体の更新が必要な場合は、電子証明書の更新を別途行う必要はありません。
Q. スマホ用電子証明書はどうなる?
A. マイナンバーカードの電子証明書が失効すると、スマホ用電子証明書も連動して失効します。
電子証明書を更新した後に、マイナポータルからスマホ用電子証明書の再登録が必要です。
スマホ用電子証明書の詳しい手続きは、以下の手続きガイドで解説しています。
Q. 引っ越し直後でも更新できる?
A. 更新手続きは住民登録のある市区町村で行います。
引っ越し後、転入届を提出して住民登録の変更が済んでいれば、新しいお住まいの市区町村で更新手続きが可能です。
なお、引っ越しに伴いマイナンバーカードの住所変更(継続利用手続き)を行った場合、電子証明書は自動的に失効するため、再発行手続きが必要です。
引っ越し時のマイナンバーカードの手続きについては、以下の手続きガイドもご覧ください。
Q. 更新中にカードが手元にない期間はどうする?
A. カード本体の更新の場合、申請してから新しいカードを受け取るまでの間、今のカードは引き続き手元に残ります。
新しいカードの受取時に、古いカードを窓口で返却する流れです。
そのため、受取日までは今のカードを本人確認書類として使えます(有効期限内であれば)。
Q. 子供のマイナンバーカード更新はどうする?
A. 18歳未満のお子様のマイナンバーカードは5回目の誕生日が有効期限です。
手続きの流れは大人と同じですが、15歳未満の場合は法定代理人(親権者)が手続きを行います。
お子様のマイナンバーカード更新について詳しくは、以下の手続きガイドをご覧ください。
Q. なぜ電子証明書の更新はオンラインでできないの?
A. 電子証明書は、オンラインで本人確認を行うためのものです。
そのため、その発行・更新には対面での本人確認が必要とされており、市区町村窓口での手続きが求められています。
Q. 次期マイナンバーカードでは更新方法が変わる?
A. 2026年度以降に導入予定の次期マイナンバーカードでは、電子証明書の有効期限が5年から10年に延長される予定です。
これにより、カード本体と電子証明書の有効期限が統一され、5年ごとに電子証明書だけ更新する手間がなくなります。
ただし、18歳未満のカードは引き続きカード本体・電子証明書ともに5年のままです。
Q. 更新手続きに関する不審な電話やメールが届いたら?
A. マイナンバーカードの更新に便乗した詐欺が報告されています。
国や市区町村が、電話やメールで暗証番号を聞いたり、更新手数料を要求したりすることは一切ありません。
不審な連絡があった場合は、応じずに最寄りの警察や消費生活センターに相談してください。
まとめ
マイナンバーカードには「カード本体(10年)」と「電子証明書(5年)」の2つの有効期限があります。
| 項目 | カード本体 | 電子証明書 |
|---|---|---|
| 有効期間 | 10回目の誕生日(18歳未満は5回目) | 5回目の誕生日 |
| 更新方法 | オンライン申請 → 窓口受取 | 窓口のみ(即日) |
| 写真 | 必要 | 不要 |
| 費用 | 無料 | 無料 |
| 所要期間 | 約1ヶ月〜 | 即日 |
更新のポイントは以下の3つです。
-
有効期限通知書が届いたらすぐに手続きを始めましょう。
カード本体の更新は受取まで1ヶ月以上かかります。 -
カード本体と電子証明書のどちらの更新かを確認しましょう。
それぞれ手続き方法がまったく異なります。 -
確定申告期(2〜3月)は窓口が混雑します。
早めの対応がストレスなく手続きを終えるコツです。
まだマイナンバーカードをお持ちでない方は、以下の手続きガイドで申請方法を確認できます。
