パスポート申請・更新完全ガイド - オンラインと窓口の方法
海外旅行や出張に欠かせないパスポート。
ふと気づくと、有効期限が間近に迫っていた、という経験はありませんか?
以前は、平日の昼間に何度も窓口へ足を運ぶ必要がありましたが、2025年3月からパスポートの更新(切替申請)がオンラインでできるようになり、手続きがぐっと楽になりました。
ただし、オンライン申請には写真規格の厳しさやマイナポータルの操作など、知っておくべき注意点もあります。
この手続きガイドでは、パスポートのオンライン申請と窓口申請の両方を、メリット・デメリットを含めて徹底解説します。
パスポート更新の基礎知識
まず、パスポートを更新する前に知っておきたい基本的なルールを確認しましょう。
更新(切替申請)ができる条件
以下の条件に当てはまる場合、更新手続きが可能です。
- 有効期間の残りが1年未満になった
- 査証(ビザ)欄の余白がなくなった
氏名や本籍地の都道府県名に変更があった場合も「切替申請」または「記載事項変更申請」の対象となります。
詳しくは外務省のウェブサイトで確認できます。
オンライン申請と窓口申請、どっちを選ぶ?
現在、パスポートの更新は「オンライン申請」と「窓口申請」の2つの方法があります。
それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
| オンライン申請 | 窓口申請 | |
|---|---|---|
| メリット | ✅ 24時間いつでも申請可能 ✅ 窓口に行くのは受け取り時のみ ✅ クレジットカードで決済できる | ✅ PCやスマホ操作が苦手でも安心 ✅ 不明点を直接質問できる ✅ 窓口で写真の確認をしてもらえる |
| デメリット | ❌ マイナンバーカードが必須 ❌ 写真規格が厳しく、訂正が多い ❌ マイナポータルの頻繁な再ログイン ❌ 申請の途中保存ができない | ❌ 申請と受け取りで2回窓口へ行く ❌ 平日の受付時間内に行く必要がある ❌ 手数料は収入印紙・証紙で支払い |
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オンライン申請の完全ガイド(マイナポータル経由)
オンライン申請は、政府のオンラインサービス「マイナポータル」を通じて行います。ここでは、申請から受け取りまでの流れをステップごとに解説します。
オンライン申請なら戸籍謄本が不要になることも
マイナポータルを利用したオンライン申請では、戸籍電子証明書を利用することで、戸籍謄本の提出が不要になるケースがあります。
戸籍謄本が不要になる条件
- マイナンバーカードで本人確認ができる
- 戸籍電子証明書の提供に同意する
- 氏名・本籍地の都道府県名に変更がない切替申請の場合
遠方に本籍地がある方や、戸籍謄本の取得が面倒な方にとって、大きなメリットです。
「戸籍謄本取らなくてもマイナンバーカードで処理できるなんて!」という声も多く聞かれます。
申請から受け取りまでの日数の目安
オンライン申請の場合
- 申請から審査完了まで:
約1〜2週間 - 審査完了から交付準備完了まで:
約3〜5日 - 合計:
約2〜3週間
窓口申請の場合
- 申請から受け取りまで: 約1週間〜10日
繁忙期(春休み、夏休み前、年末年始前)は混雑するため、余裕を持って申請しましょう。
2026年7月1日の手数料引き下げにより申請が集中し、通常より交付まで時間がかかっています。
外務省は、7月以降の申請は交付まで通常の約2週間から3週間〜1か月程度かかる可能性があると案内しています。
海外渡航予定がある方は、渡航日から十分な余裕を持って申請しましょう。
【STEP 1】準備するものリスト
- マイナンバーカード
署名用電子証明書が有効なものが必要です。 - マイナポータルアプリ対応のスマートフォン
またはPCとICカードリーダライタ。 - 有効期間内のパスポート
記載事項の確認に利用します。 - 申請用の顔写真データ
6ヶ月以内に撮影したもの。
背景やサイズに規定があります。 - クレジットカード
手数料の支払いに利用します。
【STEP 2】マイナポータルで申請
- マイナポータルにログイン
アプリまたはウェブサイトからログインします。 - パスポート申請を選択
「パスポートの取得・更新」メニューを選びます。 - 画面の指示に従い入力
パスポートの受け取り窓口、氏名、本籍地などを入力します。 - 顔写真のアップロード
用意した顔写真のデータをアップロードします。 - 署名用電子証明書で署名
マイナンバーカードを読み取り、暗証番号を入力して電子署名を行います。 - 申請完了
申請が完了すると、受付完了の通知が届きます。
【STEP 3】手数料の支払い
審査が完了すると、マイナポータルに手数料の支払い通知が届きます。
通知に記載されたURLから、クレジットカードで決済します。
【STEP 4】パスポートの受け取り
支払い完了後、マイナポータルに「交付準備完了」の通知が届いたら、指定した窓口へ受け取りに行きます。
受け取りに必要なもの
- 受付票
マイナポータルに表示されるQRコード。 - 有効期間内のパスポート
忘れずに持参しましょう。
パスポート写真の規格と撮影のポイント
パスポート申請で最も重要なのが顔写真です。
特にオンライン申請では、写真規格が非常に厳しく、何度も訂正されることがあります。
ここでは、写真の基本規格と撮影のコツを詳しく解説します。
写真の基本規格
サイズと形式
- 縦45mm × 横35mm
- 6ヶ月以内に撮影したもの
- カラー写真
背景
- 無背景(白またはグレーなどの薄い色)
- 影がないこと
表情・服装
- 正面を向いて、無帽
- 目を開いて、口を閉じた状態
- 眼鏡は可(ただし、レンズに光の反射がないこと)
- サングラスやカラーコンタクトは不可
- 帽子やヘアバンドは不可(宗教上の理由を除く)
詳しい規格は外務省のパスポート申請用写真の規格ページで確認できます。
オンライン申請での写真アップロードの注意点
自撮りでよくあるエラー
- 背景に影がある
- 顔の向きが正面でない
- 光の反射で顔が白飛びしている
- 画像サイズや解像度が規格外
成功のコツ
- 明るい場所で撮影する(自然光が理想)
- 白い壁を背景にする
- マイナポータルアプリのガイド機能を活用
- 何枚も撮って、ベストな1枚を選ぶ
よくある失敗例と対処法
「何度も訂正される」場合
多くの方が
「写真が2回も訂正になった」
「毎日何かしらの訂正手続きをしている」
という経験をしています。
- 外務省の「オンライン申請における顔写真および自署画像の注意点」を熟読
- 写真館での撮影を検討(オンライン申請用データをもらえる写真館もあります)
- 友人や家族に撮影してもらう(自撮りより失敗が少ない)
「写真館で撮った写真が弾かれた」場合
写真館で撮影しても、規格外になることがあります。
特に、美肌加工や補正が強すぎる場合、受け付けられないことがあります。
- 写真館に「パスポート用、オンライン申請対応」と明確に伝える
- 加工を最小限にしてもらう
- データ形式(JPEG、PNG)とサイズを確認
写真館での撮影がおすすめのケース
以下の方は、写真館での撮影をおすすめします:
- 自撮りに自信がない
- 何度も訂正されて疲れた
- 小さなお子様の写真を撮る
- 確実に一発で通る写真を撮りたい
費用は2,000〜3,000円程度ですが、時間と手間を考えると、写真館での撮影が確実です。
オンライン申請でよくあるトラブルと対処法
オンライン申請は便利ですが、実際には多くの方がトラブルに遭遇しています。
ここでは、よくあるトラブルとその対処法を紹介します。
マイナポータルのログイン問題
トラブル
- 「マイナポータルのログインxx回越えた」
- 「確認したいことがあって閉じる度に再ログイン再スキャン求められ…」
原因
マイナポータルは、セキュリティのため頻繁にログアウトされます。
また、申請の途中で確認したい情報がある場合、一度ログアウトして再ログインが必要になります。
対処法
- 必要な情報(本籍地、戸籍の筆頭者など)を事前にメモしておく
- 申請は一気に完了させる
- 時間に余裕を持って申請する
マイナンバーカードの読み取りエラー
トラブル
- 「マイナカード期限切れで読み込み出来ず」
- 「アプリでシャッターボタン押すとアプリ落ちる現象」
原因
- マイナンバーカードの有効期限切れ
- 署名用電子証明書の有効期限切れ
- スマホの読み取り機能の問題
対処法
- マイナンバーカードの有効期限を確認(カード裏面に記載)
- 署名用電子証明書の有効期限を確認(カード発行から5年)
- スマホのNFC機能がオンになっているか確認
- カードを読み取り位置にしっかり当てる
申請内容の訂正が何度も来る場合
トラブル
- 「写真が2回も訂正になった」
- 「子供の分と何度も何度も中断からのまた初めからを繰り返した」
原因
- 写真規格の不備
- 入力内容の誤り
- 自署画像の不備
対処法
- 訂正通知の内容を丁寧に読む
- 写真は前述の「写真撮影のポイント」を参考に
- 戸籍の記載通りに正確に入力(特に氏名、本籍地)
- 自署はペンで紙に書いて、それを撮影する
子供の代理申請の注意点
よくある声
- 「子供のパスポートをオンラインで申請したが、代理人設定の手続きが複雑で苦労した」
- 「15〜17歳は代理人申請だから娘と私のスマホとマイナンバーカードで何度も手続き必要ですごい大変だった」
特有の課題
- 親権者のマイナンバーカードが必要
- 代理人設定の手続きが複雑
- 子供の写真撮影が難しい
15〜17歳の代理申請は特に複雑
15〜17歳のお子様の代理申請は、0〜14歳と比べて手続きが複雑です。
- 親権者のマイナンバーカードとお子様のマイナンバーカードの両方が必要
- 代理人設定の手続きで複数回の認証が必要
- 両方のスマートフォンを使った操作が必要
対処法
- 小さなお子様や15〜17歳のお子様の場合は、窓口申請の方がスムーズなことも
- オンライン申請する場合は、デジタル庁のサポートページを確認
- 子供の写真は、写真館での撮影がおすすめ
窓口での申請方法
PCやスマートフォンの操作が不安な方は、従来の窓口申請も可能です。
窓口での申請方法
- 申請書の準備
「一般旅券発給申請書」をパスポート申請窓口や市区町村の役所で入手し、記入します。 - 必要書類の準備
以下の書類を揃えます。- 一般旅券発給申請書 (1通)
- 戸籍謄本または抄本 (6ヶ月以内に発行されたもの。ただし、有効期間内のパスポートからの切替で、氏名・本籍に変更がない場合は原則不要)
- パスポート用の写真 (1枚)
- 本人確認書類 (運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 有効期間内のパスポート
- 窓口で申請
住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口に、書類を提出します。 - 受け取り
申請時に渡される引換書と、手数料分の収入印紙・証紙を持って、再度窓口へ行き、パスポートを受け取ります。
窓口はどこにある?
パスポート更新で知っておくべき重要ポイント
パスポートを更新する際、知らないと困ることがいくつかあります。
ここでは、特に重要なポイントを解説します。
更新するとパスポート番号が変わります
パスポートを更新すると、パスポート番号は必ず変更されます。
これは、セキュリティ上の理由から、新しいパスポートには新しい番号が付与されるためです。
注意すべきこと
- 航空券との不一致
航空券を予約してからパスポートを更新すると、予約時の番号と実際のパスポート番号が異なってしまいます。
オンラインチェックインができなかったり、空港で確認に時間がかかったりすることがあります。
番号変更が必要なサービス
以下のサービスには、パスポート番号を登録している場合があります。
- 銀行口座(海外送金用など)
- クレジットカード
- マイレージプログラム
- 海外の会員サービス
更新後は、これらのサービスへの番号変更を忘れずに行いましょう。
パスポート更新後はESTAの再申請が必要
アメリカへの渡航予定がある方へ
パスポートを更新すると、パスポート番号が変わります。
ESTA(電子渡航認証システム)はパスポート番号に紐づいているため、パスポートを更新したらESTAも再申請が必要です。
よくあるトラブル
「パスポート更新したらESTAも更新が必要だというのを出発直前に知り、心臓が凍りついた」という声も。
ESTAの再申請は、通常72時間以内に処理されますが、緊急の場合は追加料金を払うことで数時間程度で承認されることもあります。
おすすめ
アメリカ渡航予定がある場合は、パスポート更新後すぐにESTAを再申請しましょう。
ESTA公式サイトで申請できます。
残存期間6ヶ月以上が必要な国が多い
有効期限が1年未満になったら更新可能ですが、早めの更新がおすすめです。
理由
多くの国では、入国時にパスポートの残存期間が6ヶ月以上必要です。
有効期限が6ヶ月未満の場合、以下の問題が発生します:
- 入国を拒否される
- 航空券が予約できない
- オンラインチェックインができない
実際の声
- 「残4ヶ月だけど、✈️買えない時ある+今日オンラインチェックイン出来ないの知って急遽明日更新する😭」
- 「残存期間が6ヶ月未満で渡航できなかったって人がいる」
おすすめ
渡航予定がある場合は、有効期限の1年前から更新手続きを始めましょう。
期限切れ後の更新について
有効期限が切れてしまった場合でも、パスポートは申請できます。
ただし、「切替申請」ではなく「新規申請」扱いになる場合があります。
オンライン申請の可否
手元に期限切れのパスポートがあれば、オンライン申請が可能です。
ただし、紛失などで手元にない場合は、窓口での申請が必要になることがあります。
必要書類
期限切れ後の申請では、通常の切替申請よりも書類が増える可能性があります。
詳しくは、住民登録をしている都道府県のパスポート窓口にお問い合わせください。
2025年3月から新デザインのパスポートに
2025年3月24日から、「2025年旅券」の発行が始まりました。
新しいデザインのパスポートは、セキュリティ機能が強化され、より偽造しにくくなっています。
変更点
- デザインの刷新(日本の四季や文化をモチーフ)
- ICチップのセキュリティ強化
- ページ数の変更(一部)
詳しくは外務省の公式ページで確認できます。
注意
既存のパスポートも有効期限まで使用できます。
更新を急ぐ必要はありませんが、新デザインが気になる方は早めの更新もおすすめです。
Q&A よくある質問
Q. オンライン申請なら、パスポートは家に届けてもらえますか?
A. いいえ。オンライン申請であっても、パスポートの受け取りは、必ず申請者本人が窓口に出向く必要があります。
これは、本人確認を厳格に行うためです。
Q. 子供のパスポートもオンラインで申請できますか?
A. はい、18歳未満の方の申請もオンラインで可能です。
その場合、親権者(法定代理人)が代理で申請手続きを行います。
親権者のマイナンバーカードと署名用電子証明書が必要です。
Q. パスポートの更新手数料はいくらですか?
A. 2026年7月1日の手数料改定後、以下の金額です。
- 10年有効(18歳以上)
電子申請: 8,900円 / 窓口申請: 9,300円 - 5年有効(12歳以上18歳未満)
電子申請: 4,400円 / 窓口申請: 4,800円 - 5年有効(12歳未満)
電子申請: 4,400円 / 窓口申請: 4,800円 - 残存有効期間同一旅券(18歳以上)
電子申請: 5,400円 / 窓口申請: 5,800円
なお、電子申請とは、マイナンバーカードとスマートフォンを使い、マイナポータルから行うオンライン申請のことです。
2026年7月1日の改定で最大7,000円の引き下げ
旅券法改正(2026年5月7日公布)により、2026年7月1日から手数料が大幅に引き下げられました。
18歳以上の10年有効旅券は電子申請で7,000円の減額です。
あわせて、18歳以上の5年有効旅券は廃止され、10年有効に一本化されました。
手数料の引き下げにより申請が集中しており、7月以降の申請は、交付まで通常の約2週間から3週間〜1か月程度かかる見込みです。
渡航予定がある場合は、日程に十分な余裕を持って申請しましょう。
Q. パスポートを更新すると番号は変わりますか?
A. はい、更新するとパスポート番号は変更されます。
航空券を予約してからパスポートを更新すると、予約時の番号と実際のパスポート番号が異なってしまうため、注意が必要です。
番号変更が必要なサービス(銀行口座、クレジットカード、マイレージプログラムなど)も確認しましょう。
Q. 有効期限が6ヶ月以上残っていても更新できますか?
A. 通常は有効期間の残りが1年未満になった場合に更新可能です。
ただし、多くの国では入国時にパスポートの残存期間が6ヶ月以上必要です。
渡航予定がある場合は、早めに更新することをおすすめします。
また、残存期間が短いと航空券のオンラインチェックインができない場合もあります。
Q. パスポートの有効期限が切れてしまった場合はどうすればいいですか?
A. 有効期限が切れた場合は「切替申請」ではなく「新規申請」扱いになる場合があります。
オンライン申請も可能ですが、手元に期限切れのパスポートがない場合は窓口での申請が必要になることがあります。
詳しくは住民登録をしている都道府県のパスポート窓口にお問い合わせください。
Q. パスポートを更新したら、アメリカ渡航用のESTAも再申請が必要ですか?
A. はい、パスポートを更新すると、ESTAの再申請が必要です。
ESTAはパスポート番号と紐づいているため、新しいパスポートには以前のESTAは適用されません。
- 渡米予定がある場合は、新しいパスポート受取後すぐにESTAを再申請してください
- ESTA申請はU.S. Customs and Border Protection(CBP)の公式サイトから行います
- 承認まで最大72時間かかる場合があるため、出発の72時間前までに申請完了を推奨します
- 申請費用は40.27ドルです(2026年1月改定)
Q. 写真の規格が厳しくて、何度も訂正されます。どうすればいいですか?
A. オンライン申請の写真規格は非常に厳しく、自撮りでは何度も訂正されることがあります。
以下の対策をお試しください。
- 外務省の「オンライン申請における顔写真および自署画像の注意点」ページを確認
- 写真館での撮影を検討(オンライン申請用データをもらえる写真館もあります)
- マイナポータルアプリのガイド機能を活用して撮影
- 友人や家族に撮影してもらう(自撮りより失敗が少ない)
まとめ
パスポートの更新手続きは、オンライン申請の導入によって、時間や場所の制約が少なくなり、非常に便利になりました。
- 手軽さを重視するなら
→ オンライン申請 - 対面での安心感を求めるなら
→ 窓口申請
ご自身のスタイルに合わせて申請方法を選び、余裕を持って準備を進めて、スムーズなパスポート更新を実現しましょう。
