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マイナ免許証とは?メリット・デメリットと手続き方法を解説

マイナ免許証とは?メリット・デメリットと手続き方法を解説
最終更新:2026年2月25日

「マイナンバーカードが運転免許証になるって聞いたけど、本当に便利なの?」
「切り替えるべき?それとも今まで通りでいい?」

2025年3月から、マイナンバーカードと運転免許証を一体化した「マイナ免許証」の全国運用がスタートしました。

これにより、マイナンバーカード1枚で運転免許を証明できるようになり、免許更新時のオンライン講習や住所変更のワンストップ化など、便利な機能が利用できるようになりました。

一方で、「レンタカーが借りられない」「紛失したら運転できなくなる」といったデメリットも指摘されています。

この手続ガイドでは、マイナ免許証のメリット・デメリットから、手続き方法、2枚持ちとの比較まで、判断に必要な情報をすべて解説します。

1. マイナ免許証とは

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マイナ免許証とは、マイナンバーカードのICチップに運転免許証の情報を記録したものです。「マイナンバーカードと運転免許証の一体化」とも呼ばれます。

2025年3月24日から全国で運用が開始され、これによりマイナンバーカードを運転免許証として使用できるようになりました。

1-1. ICチップに免許情報を記録

マイナ免許証では、以下の情報がマイナンバーカードのICチップに記録されます。

  • マイナ免許証番号
  • 免許年月日
  • 有効期間の末日
  • 免許の種類(普通、中型、大型など)
  • 免許の条件(眼鏡等)
  • 顔写真(モノクロ)
重要なポイント

これらの情報はカードの券面(表面)には記載されません

マイナンバーカードの見た目はそのままで、ICチップを専用の読み取り機で確認することで、運転免許を持っていることを証明する仕組みです。

1-2. 3つの持ち方

マイナ免許証の導入後、運転免許の持ち方は以下の3つから選べます。

持ち方説明こんな人向け
マイナ免許証のみマイナンバーカード1枚で運転免許を証明カードを減らしたい人
両方保有(2枚持ち)従来の免許証とマイナ免許証の両方を持つリスクを分散したい人
従来の免許証のみこれまでと同じ(切り替えなし)様子を見たい人

どの持ち方を選ぶかは任意です。

従来の免許証だけを持ち続けることも、マイナ免許証に完全に切り替えることも、両方持つことも自由に選択できます。

2. マイナ免許証のメリット

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マイナ免許証には、従来の免許証にはない便利な機能があります。

2-1. 住所・氏名変更がワンストップに

対象:
「マイナ免許証のみ」を保有している人

引っ越しや結婚などで住所・氏名が変わった場合、従来は以下の2つの手続きが必要でした。

  1. 市区町村役場でマイナンバーカードの住所変更
  2. 警察署で運転免許証の住所変更

マイナ免許証のみを持っている場合、市区町村役場でマイナンバーカードの住所変更をすれば、マイナ免許証の住所情報も自動的に更新されます。

警察署に行く手間が省けるのは大きなメリットです。

注意
2枚持ち」の場合、従来の免許証の住所変更は別途警察署や運転免許センターで行う必要があります。

2-2. 更新講習をオンラインで受けられる

マイナ免許証を持っていると、免許更新時の講習をオンラインで受講できるようになります。

これは正式には「オンライン更新時講習」と呼ばれています。

オンライン講習のメリット

  • 24時間いつでも受講可能
  • 自宅やスマホで講習動画を視聴
  • 試験場で長時間待つ必要がない

対象となる運転者

  • 優良運転者(ゴールド免許)
  • 一般運転者

対象外

  • 違反運転者
  • 初回更新者

オンライン講習を受講できるのは、過去に違反がない優良・一般運転者のみです。

また、オンライン講習を受けても、適性検査(視力検査など)は試験場等で受ける必要があります。

2-3. 更新手数料が安くなる

マイナ免許証を選ぶと、免許更新時の更新手数料と講習手数料の両方が安くなります。

更新手数料の比較

更新後の保有状況更新手数料
従来の免許証のみ2,850円
マイナ免許証のみ2,100円
2枚持ち2,950円

マイナ免許証のみを選ぶと、更新手数料が750円安くなります。

講習手数料の比較

区分オンライン講習対面講習
優良運転者200円500円
一般運転者200円800円

オンライン講習を選ぶことで、講習手数料が300〜600円安くなります。

合計金額の比較(優良運転者の場合)

パターン更新手数料講習手数料合計
従来の免許証のみ(対面講習)2,850円500円3,350円
マイナ免許証のみ(オンライン講習)2,100円200円2,300円

最大で1,050円お得になります。

※手数料は都道府県により若干異なる場合があります。詳細はお住まいの都道府県警察のサイトでご確認ください。

2-4. 持ち歩くカードが減る

これまで「マイナンバーカード」と「運転免許証」の2枚を持ち歩いていた人は、マイナ免許証にすることで1枚にまとめることができます。

財布の中身を減らしたい人にとっては嬉しいメリットです。

3. マイナ免許証のデメリット・注意点

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マイナ免許証にはメリットがある一方、知っておくべきデメリットや注意点もあります。

3-1. レンタカー・カーシェアが未対応の場合がある

マイナ免許証の読み取り機を導入しているレンタカー会社やカーシェア事業者は増えていますが、すべての会社が対応しているわけではありません

そのため、マイナ免許証のみを持っている場合、一部の店舗で車を借りられないケースがあります。

実際にSNSでは「レンタカーを借りようとしたらマイナ免許証は対応していないと言われた」という声が多数見られます。

対策

  • 2枚持ちにして、レンタカー利用時は従来の免許証を見せる
  • 利用前にレンタカー会社の対応状況を確認する

3-2. 紛失すると運転できなくなる

「マイナ免許証のみ」を持っている場合、カードを紛失すると運転免許を証明するものがなくなります

マイナンバーカードの再発行には通常約1ヶ月程度かかります。

ただし、紛失等による再交付の場合は「特急発行」を利用でき、約1週間で届きます(手数料2,000円、30日以内に市区町村窓口で申請が必要)。

対策

  • 2枚持ちにしておけば、マイナンバーカードを紛失しても従来の免許証で運転を継続できる
  • すぐに運転を再開したい場合は、運転免許センターで従来の免許証の交付を受ける(2枚持ちになる)

3-3. 海外で運転する場合は従来の免許証が必要

海外で運転するための「国際運転免許証」を取得するには、従来の運転免許証が必要です。

マイナ免許証のみを持っている場合、国際免許を取得する際に従来の免許証の交付を受ける必要があります。

外務省も「海外で運転等される場合には、従来の日本の運転免許証を持参してください」と注意喚起しています。

参考: 外務省「海外教育・年金・保険・運転免許・犯罪被害」

対策

  • 海外で運転する予定がある人は「2枚持ち」または「従来の免許証のみ」を選ぶ

3-4. ゴールド免許の金帯が見えなくなる

従来の運転免許証では、優良運転者は「金色の帯」でゴールド免許であることがひと目でわかりました。

しかし、マイナ免許証はマイナンバーカードの見た目のままなので、券面からは免許種別がわかりません

ゴールド免許であることを周囲にアピールしたい方にとっては残念なポイントかもしれません。

3-5. スマホには免許情報は入らない

「スマホにマイナンバーカードの機能を搭載できる」というニュースを見て、「スマホが免許証になる」と思った方もいるかもしれません。

しかし、スマホ用電子証明書には運転免許情報は含まれません

運転時は必ず物理的なマイナンバーカードを携帯する必要があります。

3-6. 有効期限が複数ある

マイナ免許証を持つと、以下の3つの有効期限を管理する必要があります。

種類有効期限
マイナンバーカード本体発行から10年(20歳未満は5年)
電子証明書発行から5年
運転免許従来と同じ(3〜5年)

それぞれの有効期限が別々に管理されるため、更新時期を把握しておく必要があります。

特に電子証明書が切れると、オンライン講習が受けられなくなるなどの不便が生じます。

3-7. マイナンバーカード更新時の注意

マイナ免許証を持っている方がマイナンバーカードを更新する場合、免許情報を新しいカードに引き継ぐための手続きが必要です。

ポイント
  • 個人番号カードオンライン申請サイトで更新申請時に「マイナ免許証等継続利用」を希望する
  • 免許情報記録番号」を正確に入力する(従来の免許番号とは異なる)
  • 署名用電子証明書の発行」を希望する

手続きを忘れると免許情報が引き継がれず、運転免許センター等で再記録が必要になります。

注意

マイナンバーカードは有効期限の3ヶ月前から更新が可能ですが、更新通知はがきは有効期限の約1.5ヶ月前に届きます。
はがきが届く前に早期更新を行うと、マイナ免許証の継続利用手続きの案内を受けられないまま更新が進んでしまう恐れがあります

旧マイナンバーカードは更新時に役所で回収されるため、後から免許情報を引き継ごうとしても旧カードが手元にない状態となり、警察署で対応できず、運転免許証の紛失再発行扱い(手数料1,500円・紛失履歴が記録に残る)になってしまうケースが報告されています。

早期更新を行う場合は、必ず自分からオンライン申請時に「マイナ免許証等継続利用」を選択してください。
はがきの到着を待つ必要はありませんが、手続きの存在を知っておくことが重要です。

詳しくは「APPENDIX1: マイナンバーカード更新時の免許情報引き継ぎ手続き」をご覧ください。

4. 「2枚持ち」と「マイナ免許証のみ」どっちがいい?

マイナ免許証を作るとき、「2枚持ち」にするか「マイナ免許証のみ」にするか、迷う方が多いようです。

ここでは、両者を比較して、あなたに合った選び方を解説します。

4-1. 比較表

項目マイナ免許証のみ2枚持ち
持ち歩くカード1枚2枚
住所変更ワンストップで完了別々に手続きが必要
紛失時のリスク再発行まで運転不可従来免許証で運転可能
レンタカー対応未対応業者あり従来免許証で対応可能
国際免許従来免許証の交付が必要取得可能

4-2. こんな人は2枚持ちがおすすめ

以下に当てはまる方は、「2枚持ち」を選んでおくと安心です。

  • レンタカー・カーシェアをよく利用する
  • 海外で運転する予定がある
  • 紛失が心配
  • 仕事で毎日車を使う
  • ゴールド免許の金帯を見せたい
  • マイナンバーカードの更新時期が近い(更新手続き漏れによるリスク回避)

2枚持ちなら、マイナ免許証の便利な機能(オンライン講習など)を使いながら、従来の免許証も保険として持っておけます。

迷ったら2枚持ちがおすすめです。

後から「マイナ免許証のみ」に変更することも可能です(手数料無料)。

4-3. こんな人はマイナ免許証のみがおすすめ

以下に当てはまる方は、「マイナ免許証のみ」でも問題ないでしょう。

  • カードの枚数を減らしたい
  • 引っ越しが多い(住所変更が楽になる)
  • レンタカー・カーシェアは使わない
  • 海外で運転する予定はない
  • 紛失リスクは低いと思う

住所変更のワンストップサービスを活用したい方は、マイナ免許証のみを選ぶメリットがあります。

5. マイナ免許証の手続き方法

ここからは、マイナ免許証を作るための具体的な手続きを解説します。

5-1. 手続きに必要なもの

マイナ免許証の手続きには、以下のものが必要です。

  • 運転免許証(現在お持ちのもの)
  • マイナンバーカード(有効な電子証明書入り)
  • 更新ハガキ(更新時に手続きする場合)
  • 暗証番号
    • 利用者証明用電子証明書の暗証番号(4桁の数字)
    • 署名用電子証明書の暗証番号(6〜16桁の英数字)※オンライン講習希望時

電子証明書の確認:
電子証明書の有効期限が切れていると手続きできません。

有効期限はマイナポータルやお住まいの市区町村窓口で確認できます。

電子証明書の更新が必要な方は、以下の手続ガイドをご覧ください。

5-2. 手続きができる場所

マイナ免許証の手続きは、以下の場所で行えます。

  • 運転免許試験場(運転免許センター)
  • 一部の警察署

注意点

  • すべての警察署で対応しているわけではありません
  • 完全予約制の場合が多いです
  • 特に日曜日は予約が取りにくい傾向があります

お住まいの都道府県のマイナ免許証手続き場所は、以下から調べることができます。

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5-3. 手続きにかかる費用

マイナ免許証への切り替えには手数料がかかります。

免許証の持ち方を変更する手数料

免許更新時以外に、免許証の持ち方だけを変更する場合の手数料です。

警視庁(東京都)・大阪府警の場合:

変更内容手数料
免許証のみ → マイナ免許証のみ1,500円
免許証のみ → 2枚持ち1,500円
2枚持ち → マイナ免許証のみ無料
2枚持ち → 免許証のみ無料
マイナ免許証のみ → 2枚持ち2,550円
マイナ免許証のみ → 免許証のみ2,550円

※手数料は都道府県により若干異なる場合があります。詳細はお住まいの都道府県警察のサイトでご確認ください。

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ポイント
  • 最初に「2枚持ち」を選んで、後から「マイナ免許証のみ」に変更するのは無料
  • 逆に「マイナ免許証のみ」から「2枚持ち」に変更するには2,550円かかる

迷っている場合は、まず「2枚持ち」を選んでおくのがおすすめです。

5-4. 免許更新時に手続きする場合の流れ

免許の更新時期に合わせてマイナ免許証の手続きをする場合の流れです。

  1. 更新ハガキが届く
  2. 手続き場所を予約(オンライン予約が多い)
  3. 必要なものを持って試験場等へ
  4. 通常の更新手続きと同時にマイナ免許証の手続きを行う
  5. オンライン講習を希望する場合は、署名用電子証明書を提出してマイナポータルと連携

更新のタイミングで手続きするのが最も効率的です。

5-5. 更新時以外に手続きする場合の流れ

免許の更新時期でなくても、「保有状況変更」の手続きでマイナ免許証を作ることができます。

  • 手続き場所:
    運転免許試験場、一部の警察署
  • 手数料:
    1,500円(免許証のみ → マイナ免許証の場合)
  • 必要なもの:
    運転免許証、マイナンバーカード、暗証番号

ただし、更新時に一緒に手続きした方が効率的なので、更新時期が近い方は待ってから手続きすることをおすすめします。

6. オンライン講習の受け方

マイナ免許証の大きなメリットの一つが、免許更新時の講習をオンラインで受けられることです。

ここでは、オンライン講習の条件や具体的な受講方法を解説します。

6-1. オンライン講習を受けるための条件

オンライン講習を受講するには、以下のすべての条件を満たす必要があります。

  • マイナ免許証を保有している
  • マイナポータルと連携している(署名用電子証明書を提出済み)
  • 講習区分が「優良運転者」または「一般運転者」である
  • 運転免許証またはマイナ免許証の更新期間内である
  • 電子証明書(署名用・利用者証明用)が有効期間内である

6-2. オンライン講習を受けられない人

以下に該当する方は、オンライン講習を受講できません。

  • 違反運転者
    過去5年間に違反歴がある方
  • 初回更新者
    免許取得後、初めての更新を迎える方

これらの方は、従来どおり運転免許試験場等で対面の講習を受ける必要があります。

6-3. オンライン講習の受講手順

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オンライン講習は、以下の流れで受講します。

  1. マイナポータルから「オンライン更新時講習」にアクセス
  2. マイナンバーカードで本人確認を行う
  3. 講習動画を視聴する
    • 優良運転者:
      約30分
    • 一般運転者:
      約60分
  4. 受講完了通知を確認する
  5. 運転免許試験場等で適性検査(視力検査など)を受ける
  6. 更新手続き完了

ポイント

  • 講習動画は24時間いつでも視聴可能
  • 日本語のほか、英語・韓国語・中国語の字幕や手話通訳に対応
  • スマートフォン、パソコン、タブレットから受講可能

6-4. オンライン講習の注意点

オンライン講習を受ける際は、以下の点に注意してください。

講習だけでは更新は完了しない

オンライン講習を受けても、適性検査(視力検査など)は運転免許試験場等で受ける必要があります

講習を受けた後、必ず試験場等に行って更新手続きを完了させてください。

受講中に本人確認がある

オンライン講習では、受講中にスマートフォンやパソコンのカメラがランダムに受講者の顔を撮影します。

本人以外が受講した場合は、受講が認められず、罪に問われる可能性があります。

更新手続き開始後は受講できない

試験場等で更新手続きを開始すると、オンライン講習が受講できなくなる場合があります。

必ずオンライン講習を完了させてから、試験場等に行くようにしてください。

7. マイナ免許証を紛失したときの対応

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マイナ免許証(マイナンバーカード)を紛失した場合の対処法を解説します。

7-1. 紛失したらまずやること

マイナンバーカードを紛失したら、以下の手順で対応してください。

  1. マイナンバーカードの利用停止
    マイナンバーカード総合フリーダイヤル(0120-95-0178)に電話して、カードの利用を停止します。
    24時間対応しています。

  2. 警察に紛失届を提出
    最寄りの警察署または交番に遺失届を提出し、受理番号を控えておきます。

  3. 市区町村窓口でマイナンバーカードの再交付を申請
    お住まいの市区町村の窓口で、マイナンバーカードの再交付を申請します。
    通常の再交付には約1ヶ月程度かかりますが、「特急発行」を利用すれば約1週間で届きます(30日以内の申請が必要)。

  4. 運転免許センター等で免許情報を再記録
    新しいマイナンバーカードを受け取ったら、運転免許センター等でマイナ免許証の手続きを行い、免許情報を記録します。

マイナンバーカードの紛失・再発行について詳しくは、以下の手続ガイドをご覧ください。

7-2. すぐに運転を再開したい場合

マイナンバーカードの再発行には、特急発行でも約1週間かかります。

「マイナ免許証のみ」を持っている場合、その間は運転免許を証明するものがありません。

すぐに運転を再開したい場合は、運転免許センター等で従来の運転免許証の交付を受けることができます。

これにより「2枚持ち」の状態になり、従来の免許証を使って運転を継続できます。

マイナ免許証の紛失時の再発行手続きや費用について、保有パターン別の詳しい手順は以下の手続ガイドをご覧ください。

8. 住所変更ワンストップサービス

マイナ免許証のメリットの一つである「住所変更ワンストップサービス」について詳しく解説します。

8-1. 対象者

住所変更ワンストップサービスを利用できるのは、「マイナ免許証のみ」を保有している人です。

「2枚持ち」の方や「従来の免許証のみ」の方は対象外となります。

8-2. 仕組み

これまで引っ越しをすると、以下の2つの手続きが必要でした。

  1. 市区町村役場でマイナンバーカードの住所変更
  2. 警察署で運転免許証の住所変更

マイナ免許証のみを保有している場合、1の手続きをするだけで、マイナ免許証の住所情報も自動的に更新されます。

警察署に行く必要がなくなるため、引っ越し時の手続きが大幅に簡素化されます。

8-3. 2枚持ちの場合

「2枚持ち」の場合、マイナ免許証の住所はワンストップで更新されますが、従来の運転免許証の住所変更は別途必要です。

従来の免許証の住所変更は、警察署や運転免許センターで手続きを行います。

住所変更の詳しい手続きについては、以下の手続ガイドをご覧ください。

9. よくある質問(FAQ)

マイナ免許証に関するよくある質問をまとめました。

Q. マイナ免許証にしたらマイナンバーカードの見た目は変わりますか?

A. 変わりません。

マイナンバーカードの券面(表面)はそのままで、運転免許情報はICチップに記録されます。

見た目からは運転免許を持っていることはわかりません。

Q. 電子証明書が切れていても手続きできますか?

A. できません。

マイナ免許証の手続きには、有効な電子証明書が必要です。

電子証明書の有効期限が切れている場合は、先に市区町村窓口で電子証明書の更新手続きを行ってください。

Q. スマホにマイナカードを入れたら運転免許証もスマホで使えますか?

A. 使えません。

スマホ用電子証明書(スマホにマイナンバーカードの機能を搭載する機能)には、運転免許情報は含まれていません。

運転時は、必ず物理的なマイナンバーカードを携帯する必要があります。

Q. オンライン講習だけで更新は完了しますか?

A. 完了しません。

オンライン講習を受けた後も、運転免許試験場等で適性検査(視力検査など)を受ける必要があります。

講習と適性検査の両方を完了して、初めて更新手続きが完了します。

Q. マイナンバーカードを更新するときに何か手続きは必要ですか?

A. オンライン申請時に「マイナ免許証等継続利用」の手続きが必要です。

個人番号カードオンライン申請サイトでマイナンバーカードを更新する際に、「マイナ免許証等継続利用」を希望し、免許情報記録番号を正確に入力してください。

手続きを忘れると免許情報が引き継がれず、運転免許センター等で再記録が必要になります。

詳しくは「APPENDIX1: マイナンバーカード更新時の免許情報引き継ぎ手続き」をご覧ください。

Q. 2枚持ちから後でマイナ免許証のみに変更できますか?

A. 変更できます。

「2枚持ち」から「マイナ免許証のみ」への変更は手数料無料で行えます。

運転免許試験場等で手続きしてください。

Q. 日曜日でも手続きできますか?

A. 試験場によっては可能です。

ただし、日曜日は予約が集中しており、希望の日時に予約できない可能性があります。

可能であれば平日の予約をおすすめします。

Q. マイナンバーカードをまだ持っていませんが、どうすればいいですか?

A. まずマイナンバーカードを申請してください。

マイナ免許証を作るには、マイナンバーカードが必要です。

マイナンバーカードの申請方法については、以下の手続ガイドをご覧ください。

Q. 運転中に警察官から免許証の提示を求められたらどうすればいいですか?

A. マイナンバーカードをそのまま提示すれば大丈夫です。

マイナ免許証のみを持っている場合、警察官に免許証の提示を求められたら、マイナンバーカードを提示するだけで問題ありません。

警察官は警察に配備された専用端末を使って免許情報を読み取ります。

そのため、自分でマイナ免許証読み取りアプリを使って暗証番号を入力したり、画面を見せたりする必要はありません。

安心ポイント

警察官が確認するのは免許情報のみで、マイナンバー(12桁の番号)が収集されることはありません。

まとめ

マイナ免許証は、マイナンバーカードと運転免許証を一体化した新しい制度です。

メリット

  • 住所変更がワンストップで完了(マイナ免許証のみの場合)
  • 更新講習をオンラインで受けられる
  • 更新手数料が安くなる
  • 持ち歩くカードが減る

デメリット・注意点

  • レンタカー・カーシェアが未対応の場合がある
  • 紛失すると再発行まで運転できなくなるリスク
  • 国際免許が取得できない
  • スマホには免許情報は入らない
  • マイナンバーカード更新時に免許情報の引き継ぎ手続きを忘れると、免許紛失扱いになるリスクがある(特に早期更新時は注意)

迷ったら「2枚持ち」がおすすめです

マイナ免許証の便利な機能を使いながら、従来の免許証も保険として持っておくことで、レンタカー利用や紛失時のリスクに対応できます。

後から「マイナ免許証のみ」に変更することも無料でできるので、まずは2枚持ちで様子を見るのが安心です。


APPENDIX1: マイナンバーカード更新時の免許情報引き継ぎ手続き

マイナ免許証を持っている方がマイナンバーカードを更新する際の、免許情報引き継ぎ手続きについて詳しく解説します。

2025年9月1日から、オンライン申請時に「マイナ免許証等継続利用」の手続きを行うことで、新しいマイナンバーカードに免許情報が自動的に引き継がれるようになりました。

対象となるマイナンバーカード更新

以下の理由でマイナンバーカードを更新する場合が対象です。

  • 有効期間満了に伴う更新
  • 券面の追記欄の余白がなくなったことによる更新
対象外

紛失、破損、有効期間切れ(失効)による再交付の場合は、免許情報は自動的に引き継がれません。
運転免許センター等で再記録の手続きが必要です。

免許情報を引き継ぐための手続き

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個人番号カードオンライン申請サイトで新しいマイナンバーカードの交付申請をする際に、以下を行ってください。

  1. 申請サイトにアクセスして利用規約を確認、メールアドレス、申請書IDなどを入力
  2. 申請情報登録の画面で「更新申請(マインナンバーカード(現在有効なものに限る。)をお持ちの方)」->
    「運転免許証(運転履歴証明書)とマイナンバーカードを1枚にまとめたカードをお持ちの方」を選択する
  3. 免許情報記録番号」を正確に入力する
  4. 署名用電子証明書の発行」を希望する
注意

免許情報記録番号は、従来の運転免許証の免許番号とは異なります。
マイナ免許証読み取りアプリまたはマイナポータルで確認できます。

免許情報が引き継がれない場合

以下に該当すると、新しいマイナンバーカードに免許情報が引き継がれません。

  • 事前に警察へ署名用電子証明書を提出していない
  • 免許情報記録番号の入力に誤りがある
  • 署名用電子証明書の発行を希望しなかった
  • 運転免許が停止・取消し・失効している
  • 更新通知はがき到着前に早期更新を行い、「マイナ免許証等継続利用」の手続きを行わなかった
早期更新で手続き漏れが起きやすい理由

マイナンバーカードは有効期限の3ヶ月前から更新できますが、更新通知はがきは約1.5ヶ月前に届きます。
はがきには免許情報の継続利用手続きの案内が記載されているため、はがき到着前に更新した場合、この手続きの存在に気づかないまま進めてしまうことがあります。

旧マイナンバーカードは更新時に回収されるため、後から免許紐づけを行おうとしても旧カードが手元になく、免許証の紛失再発行扱い(手数料・紛失履歴の付与)となるケースが報告されています。

早期更新を行う方は、オンライン申請時に必ず「マイナ免許証等継続利用」を選択してください。

引き継ぎ状況の確認方法

新しいマイナンバーカードの交付準備ができると、市区町村から「交付通知書」が届きます。

通知書の「免許情報/運転経歴情報記録」欄を確認してください。

記載内容状態
「記録:有」免許情報が引き継がれている(そのまま使える)
「記録:無」または記載なし免許情報が引き継がれていない(再記録が必要)

免許情報が引き継がれなかった場合

運転免許センター等で再記録の手続きを行うことで、マイナ免許証として利用できるようになります。

  • 手続き場所:
    運転免許試験場、運転免許更新センター、指定警察署
  • 必要なもの:
    新しいマイナンバーカード、交付通知書
  • 手数料:
    通常は手数料がかかりますが、「記録:無」と記載された交付通知書を持参すれば無料
重要

免許情報が記録されていない新しいマイナンバーカードを携帯して運転することはできません。
再記録が完了するまでは、従来の免許証(2枚持ちの場合)で運転してください。


APPENDIX2: マイナ免許証読み取りアプリの使い方

マイナ免許証の情報を確認できるマイナ免許証読み取りアプリについて解説します。

警察庁が提供する公式アプリで、スマートフォンやパソコンでマイナ免許証のICチップに記録された免許情報を読み取ることができます。

アプリの概要

メディアを読み込み中...
項目内容
提供元警察庁
利用料金無料(通信料は利用者負担)
対応端末iPhone、Android、Windows、Mac
公式サイトマイナ免許証読み取りアプリ専用サイト

アプリでできること

  • マイナ免許証のICチップから免許情報を読み取り・表示
  • 免許情報の保存(端末内に保存されます)
  • 有効期限のプッシュ通知(スマホ版のみ)
  • 免許情報記録番号の確認(マイナンバーカード更新時に必要)

動作環境

スマートフォン版

OSバージョン
iPhoneiOS 16、17、18、26(各OSの最新バージョン)
AndroidAndroid 13、14、15、16(各OSの最新バージョン)
注意

NFC対応かつ拡張Lc/Leに対応しているスマートフォンが必要です。
タブレット(iPad、Android)は動作保証対象外です。

パソコン版

OSバージョン
WindowsWindows 11 バージョン24H2
MacmacOS 14、15、26(各OSの最新バージョン)

パソコン版では、別途ICカードリーダが必要な場合があります。
対応リーダはこちら(PDF)で確認できます。

アプリのインストール方法

以下のストアから「マイナ免許証読み取りアプリ」と検索してインストールしてください。

  • iPhone:
    App Store
  • Android:
    Google Play
  • Windows/Mac:
    Microsoft Store / App Store

免許情報の読み取り方(スマートフォン版)

  1. アプリを起動し、「読取開始」をタップ
  2. マイナ免許証用暗証番号(4桁)を入力
    • 暗証番号を設定していない場合は「暗証番号を設定していない場合」をタップ
  3. スマートフォンをマイナンバーカードにかざす
  4. 読み取りが完了すると、免許情報が表示される
ポイント

氏名・住所・生年月日も表示したい場合は、読み取り前に「氏名等も表示する」をオンにします。
この場合、券面事項入力補助用暗証番号(生年月日+有効期限+セキュリティコード=14桁)の入力が必要です。

表示される免許情報

項目内容
免許情報記録番号マイナ免許証固有の番号(従来の免許番号とは異なる)
免許年月日免許を取得した日
有効期間の末日免許の有効期限
免許の種類普通、中型、大型など
免許の条件眼鏡等
顔写真モノクロで表示
注意

交付日はマイナ免許証には記録されていないため、表示されません。

有効期限の通知機能(スマホ版のみ)

免許の有効期限が近づくと、プッシュ通知でお知らせする機能があります。

  • 通知タイミング:
    有効期限の6ヶ月前、4ヶ月前、2ヶ月前(午前9〜10時頃)
  • 設定方法:
    アプリの「通知設定・情報」から「有効期間のプッシュ通知」をオンにする
注意

端末の通知設定もオンにする必要があります。
パソコン版には通知機能はありません。

よくあるトラブルと対処法

「氏名等も表示する」をオンにするとエラーになる

入力した生年月日、有効期限、セキュリティコードのいずれかが間違っています。

  • 生年月日:
    マイナンバーカード券面の記載どおりに入力(和暦で記載されている場合は和暦で)
  • 有効期限:
    マイナンバーカード券面に記載の有効期限の年(運転免許証の有効期限ではない)
  • セキュリティコード:
    マイナンバーカード券面の顔写真右下に記載の4桁の数字
注意

10回連続で誤入力するとロックされます。
ロック解除は市区町村窓口で行います。

暗証番号を忘れた

マイナ免許証用暗証番号を忘れた場合は、運転免許センター等のマイナ免許証受付窓口で本人確認を行った上で教えてもらえます。

暗証番号がロックされた

マイナ免許証用暗証番号を10回連続で誤入力するとロックされます。

運転免許センター等でロック解除の手続きを行ってください。

オフラインでも使える?

免許情報の読み取り自体はオフラインでも可能です。

ただし、以下の機能にはインターネット接続が必要です。

  • 初回起動時の利用規約の取得
  • FAQやお知らせの確認
  • 真正性検証用電子証明書の更新

免許情報のセキュリティ

マイナ免許証読み取りアプリのプライバシーポリシーによると、警察庁はユーザー情報について収集及び利用することはありません

また、利用者の同意なくアプリ以外のシステム等にユーザー情報を提供することもありません。

読み取った情報は端末内に保存され、外部に送信されることはありません。

お問い合わせ先

アプリに関するお問い合わせは、以下のヘルプデスクで対応しています。

マイナ免許証読み取りアプリヘルプデスク
電話:03-6831-3221

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