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車検の費用・流れ・必要書類を解説!予約方法や安く済ませるコツも

車検の費用・流れ・必要書類を解説!予約方法や安く済ませるコツも
最終更新:2026年5月21日

「車検の時期が近づいてきたけど、費用がいくらかかるのか心配…」
「どこに頼めばいいのかわからない」
とお悩みではありませんか?

車検は2〜3年に1度必ず受けなければならない手続きです。

費用は数万円〜十数万円以上と幅があり、依頼先や車の状態によって大きく変わります。

この手続きガイドでは、車検の基礎知識から費用の内訳、必要書類、依頼先の選び方、そして費用を安く抑えるコツまで、車検に関するすべてを解説します。

初めて車検を受ける方も、少しでもお得に済ませたい方も、ぜひ参考にしてください。

1. 車検とは?有効期間と受けるタイミング

まずは車検の基本的な仕組みを理解しましょう。

1-1. 車検(自動車検査登録制度)の目的

車検とは、正式には「自動車検査登録制度」といい、車が安全に走れる状態にあるか、環境基準を満たしているかを確認する国の検査制度です。

車検を受けていない車で公道を走ることは法律で禁止されており、違反すると重い罰則が科せられます。

車検の主な目的は以下のとおりです。

  • 安全性の確保
    ブレーキやライト、タイヤなど、車の重要な部品が正常に機能しているかを確認
  • 環境基準への適合
    排気ガスの基準値を満たしているかを確認
  • 不正改造の防止
    違法な改造がされていないかをチェック

1-2. 車検の有効期間(何年ごとに受ける?)

車検の有効期間は、車の種類によって異なります。

車の種類初回車検2回目以降
自家用乗用車(普通車・軽自動車)3年2年
自家用小型貨物車2年2年
事業用(タクシー・バスなど)1年1年
貨物車(8t以上)1年1年
貨物車(8t未満)2年1年

一般的な自家用車の場合、新車で購入すると初回は3年後、その後は2年ごとに車検を受ける必要があります。

中古車を購入した場合は、残りの車検期間を確認しましょう。

「車検2年付き」などと表記されている場合は、購入時に新たに車検を取得した状態です。

1-3. 車検はいつから受けられる?

車検は、有効期限(満了日)の2ヶ月前から受けることができます。

補足

2025年4月1日より、従来の「1ヶ月前」から「2ヶ月前」に変更されました。

例えば、車検の満了日が4月15日の場合、2月15日から車検を受けられます。

ポイント

2ヶ月以内に車検を受ければ、次回の満了日は現在の満了日から2年後になります。

つまり、早めに受けても損をすることはありません。

ただし、2ヶ月以上前に車検を受けると、次回の満了日が検査を受けた日から2年後になってしまうので注意しましょう。

1-4. 車検の有効期限の確認方法

車検の有効期限は、以下の方法で確認できます。

車検証(自動車検査証)を確認する

車検証の「有効期間の満了する日」欄に記載されています。

2023年1月以降に交付された車検証は電子化されており、ICカードタイプになっています。 専用アプリで読み取ることで、詳細情報を確認できます。

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フロントガラスの車検シールを確認する

フロントガラスの中央上部に貼られている「検査標章(車検シール)」でも確認できます。

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2023年7月以降、車検シールの貼付位置が変更され、運転席側の見やすい位置(フロントガラス上部の運転席から最も遠い位置)に貼ることになりました。

引っ越しで住所が変わった場合は、車検証の住所変更手続きが必要です。

1-5. 車検と24ヶ月点検(法定点検)の違い

車検と24ヶ月点検は混同されやすいですが、それぞれ目的が異なります。

項目車検(継続検査)24ヶ月点検(法定点検)
目的保安基準への適合を確認車の性能維持・故障予防
法的根拠道路運送車両法道路運送車両法
義務あり(受けないと公道走行不可)あり(ただし罰則なし)
罰則あり(無車検運行は違反)なし(推奨)
検査内容外観・灯火類・ブレーキなど56項目の詳細点検

車検は「検査」、24ヶ月点検は「メンテナンス」

車検は「今この瞬間、保安基準を満たしているか」を確認する検査です。

一方、24ヶ月点検は「車を安全に長く乗るため」の予防的なメンテナンスです。

多くの業者では、車検と24ヶ月点検を同時に行うため、「車検=点検整備」と思われがちですが、厳密には別のものです。

ユーザー車検の場合、24ヶ月点検を受けずに車検だけ通すことも可能ですが、安全のためには点検整備を行うことをおすすめします。

2. 車検の費用はいくらかかる?内訳を解説

車検費用がいくらかかるのか、内訳を詳しく見ていきましょう。

2-1. 車検費用の内訳

車検費用は、大きく分けて法定費用その他の費用に分かれます。

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法定費用(必ずかかる費用)

どこで車検を受けても同じ金額がかかる費用です。

  • 検査手数料(印紙代)
  • 自動車重量税
  • 自賠責保険料

その他の費用(依頼先や車の状態により変動)

業者に依頼する場合にかかる費用です。

  • 点検・整備費用
  • 部品交換費用
  • 代行手数料

「車検が高い!」と感じる原因の多くは、この「その他の費用」にあります。

2-2. 法定費用の詳細

法定費用の内訳を詳しく見ていきましょう。

検査手数料(印紙代)

自動車技術総合機構(NALTEC)または軽自動車検査協会に支払う検査料です。

手数料は、検査を受ける場所や申請方法によって異なります。

普通自動車・小型自動車の場合
検査の種類手数料(税込)
持込検査(認証工場・ユーザー車検)2,200〜2,300円
指定整備工場経由(保安基準適合証あり)1,600〜1,800円
軽自動車の場合
検査の種類手数料(税込)
持込検査2,200円
指定整備工場経由(保安基準適合証あり)1,800円
OSS申請(保安基準適合証あり)1,600円

※令和3年10月以降、技術情報管理手数料(400円)が含まれています

指定整備工場(民間車検場)経由で車検を受けると、検査手数料が安くなります。

自動車重量税

車の重量に応じて課税される税金です。 エコカー減税対象車は減税または免税になります。

普通自動車(2年分)の目安
車両重量エコカーエコカー以外(13年未満)13年経過18年経過
〜0.5t免税〜5,000円8,200円11,400円12,600円
〜1.0t免税〜10,000円16,400円22,800円25,200円
〜1.5t免税〜15,000円24,600円34,200円37,800円
〜2.0t免税〜20,000円32,800円45,600円50,400円
〜2.5t免税〜25,000円41,000円57,000円63,000円
軽自動車(2年分)
区分金額
エコカー免税〜5,000円
エコカー以外(13年未満)6,600円
13年経過8,200円
18年経過8,800円

自分の車の重量税を正確に知りたい場合は、国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」で確認できます。

自賠責保険料(24ヶ月)

すべての車に加入が義務付けられている強制保険です。

車の区分保険料(24ヶ月)
自家用乗用車17,650円
軽自動車17,540円

※2023年4月〜2026年10月の保険料

2026年11月から自賠責保険料が値上げされます

2026年11月1日から、13年ぶりに自賠責保険料が平均6.2%引き上げられます。
自家用乗用車(24ヶ月): 17,650円 → 18,560円(約910円増)
軽自動車(24ヶ月): 17,540円 → 18,660円(約1,120円増)

2-3. 普通自動車と軽自動車の法定費用比較

法定費用だけで比較すると、以下のようになります。

費用項目普通自動車(1.5t以下)軽自動車
検査手数料2,200円1,800円
重量税(13年未満)24,600円6,600円
自賠責保険料17,650円17,540円
法定費用合計44,450円25,940円

軽自動車は重量税が安いため、法定費用だけで約1.8万円の差があります。

2-4. 車検費用の総額相場(依頼先別)

法定費用に点検・整備費用を加えた総額の目安は以下のとおりです。

依頼先軽自動車普通自動車(小型)普通自動車(中・大型)
ディーラー6〜10万円8〜12万円10〜15万円
車検専門店4〜6万円5〜8万円6〜10万円
カー用品店4〜7万円6〜10万円7〜12万円
ガソリンスタンド4〜6万円5〜8万円6〜10万円
ユーザー車検約3万円約4〜5万円約5〜6万円

※部品交換が必要な場合は別途費用がかかります

2-5. 車検費用の支払い方法

車検費用の支払い方法は、費用の種類によって異なります。

費用の種類現金クレジットカード備考
法定費用(重量税・自賠責など)現金のみの業者が多い
車検基本料・整備費用カード払い可能な業者が多い
部品交換費用カード払い可能な業者が多い

法定費用はなぜ現金払いが多い?

法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料)は、業者が一時的に立て替えて国や保険会社に納付するものです。

クレジットカード払いにすると手数料が発生するため、法定費用は現金のみという業者が多くなっています。

クレジットカードで全額払いたい場合

以下のような業者では、法定費用を含めてクレジットカード払いに対応している場合があります。

  • 大手ディーラー
  • 大手カー用品チェーン(オートバックス、イエローハットなど)
  • 一部の車検専門店

事前に「法定費用もカード払いできますか?」と確認しておくと安心です。

2-6. 費用を安く抑えるコツ

車検費用を少しでも安くするためのポイントを紹介します。

複数の業者で見積もりを取る

同じ車でも、業者によって費用は大きく異なります。

最低でも2〜3社で見積もりを取って比較しましょう。

ネットで簡単に複数の見積もりを取れる車検比較サイトを活用するのも一つの手です。

日頃からメンテナンスを心がける

車検時に高額な修理費用が発生するのは、普段のメンテナンスを怠っているケースが多いです。

  • オイル交換は定期的に
  • タイヤの空気圧チェック
  • ブレーキパッドの摩耗確認

日頃から車の状態に気を配ることで、大きな故障を防げます。

不要な整備は断る

業者から提案される整備のすべてが必須ではありません。

「今すぐ必要か」「次回の車検まで待てるか」を確認し、不要な整備は断る勇気も大切です。

ユーザー車検を検討する

自分で検査場に持ち込む「ユーザー車検」なら、法定費用のみで済みます。

ただし、事前の点検・整備は自己責任となります。

3. 車検はどこで受ける?依頼先別のメリット・デメリット

車検を受けられる場所はさまざまです。 それぞれの特徴を理解して、自分に合った依頼先を選びましょう。

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3-1. ディーラー

車を購入したメーカーの正規販売店で車検を受ける方法です。

メリット

  • 純正部品を使用
    交換が必要な場合は純正部品を使うため、品質が高い
  • 高い技術力
    メーカー研修を受けた整備士が対応
  • 保証の継続
    メーカー保証を継続できる場合がある
  • 安心感
    ブランドの信頼性がある

デメリット

  • 費用が高め
    純正部品や高い技術料で費用が高くなりがち
  • 待ち時間が長い場合も
    繁忙期は予約が取りにくい

費用相場

7〜15万円程度(部品交換なしの場合)

おすすめの人

  • 安心感を重視する人
  • メーカー保証を継続したい人
  • 購入店との付き合いを大切にしたい人

3-2. 車検専門店(コバック、ホリデー車検など)

車検に特化した専門店です。

メリット

  • 低価格
    コストを抑えた運営で費用が安い
  • 短時間
    最短45分〜1時間で完了するプランも
  • 明朗会計
    事前に見積もりが明確
  • 土日対応
    休日でも利用できる店舗が多い

デメリット

  • 整備範囲が限定的な場合も
    法定点検のみで追加整備は別途
  • 部品は社外品が中心
    純正部品にこだわる人には不向き

費用相場

4〜8万円程度

おすすめの人

  • 費用を抑えたい人
  • 時間がない人
  • 車の状態が良好な人

3-3. カー用品店(オートバックス、イエローハットなど)

大手カー用品チェーンでも車検を受けられます。

メリット

  • 土日対応
    週末でも車検を受けられる
  • 待ち時間を有効活用
    店内で買い物ができる
  • 部品の選択肢が多い
    さまざまなグレードの部品から選べる

デメリット

  • 混雑時は時間がかかる
    週末は予約が集中しやすい
  • 店舗により品質にばらつき
    整備士の技術レベルは店舗による

費用相場

5〜10万円程度

おすすめの人

  • 休日に済ませたい人
  • 部品を自分で選びたい人
  • ポイントを貯めたい人

3-4. ガソリンスタンド

普段利用しているガソリンスタンドでも車検を受けられる場合があります。

メリット

  • 身近で便利
    給油のついでに相談・依頼できる
  • 比較的安い
    費用を抑えた価格設定が多い
  • 顔なじみで安心
    普段から利用していれば相談しやすい

デメリット

  • 整備内容が限定的
    複雑な整備は外注になる場合も
  • 対応していない店舗も多い
    すべてのスタンドで車検を扱っているわけではない

費用相場

4〜7万円程度

おすすめの人

  • 近くで済ませたい人
  • 普段利用しているスタンドがある人
  • 費用を抑えたい人

3-5. 整備工場(認証工場・指定工場)

地域の自動車整備工場に依頼する方法です。

メリット

  • 地域密着で融通がきく
    急な依頼にも対応してくれることが多い
  • 信頼関係を築ける
    長く付き合えば車の状態を把握してもらえる
  • 価格交渉がしやすい
    個人経営の場合は相談に応じてくれることも

デメリット

  • 品質は工場による
    技術力は工場によってばらつきがある
  • 見つけにくい
    良い工場を探すのに手間がかかる

費用相場

5〜10万円程度

おすすめの人

  • 信頼できる工場がある人
  • 地域密着のサービスを好む人
  • 古い車に乗っている人

3-6. 依頼先の選び方(比較表)

依頼先費用時間信頼性こんな人におすすめ
ディーラー高いやや長い安心感重視の人
車検専門店安い短いコスパ重視の人
カー用品店普通普通休日に済ませたい人
ガソリンスタンド安い普通△〜○近くで済ませたい人
整備工場普通普通△〜◎馴染みの工場がある人
ユーザー車検最安長い自分で点検できる人
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3-7. 車検の予約方法

車検を受けるには、事前に予約が必要です。

予約方法は大きく分けて2つあります。

方法1: 業者に直接予約する

依頼したい業者が決まっている場合は、直接連絡して予約します。

  • 電話予約
    店舗に電話して希望日時を伝える
  • Web予約
    公式サイトの予約フォームから申し込む
  • 来店予約
    店舗で直接予約する

方法2: 車検比較・予約サイトを利用する

複数の業者を比較して選びたい場合は、車検比較サイトが便利です。

主な車検比較・予約サイト
サービス名特徴
楽天Car車検楽天ポイントが貯まる・使える。全国の加盟店を比較可能
グーネット車検全国の整備工場を検索・比較できる
カーセンサー車検地域の整備工場を口コミ付きで検索
比較サイトのメリット
  • 複数の業者の見積もりを一度に比較できる
  • 口コミや評価を参考にできる
  • ネット予約特典やポイント還元がある場合も

主要チェーンの予約方法

業者予約方法
コバック公式サイト・電話・来店
ホリデー車検公式サイト・電話
オートバックス公式サイト・アプリ・電話・来店
イエローハット公式サイト・電話・来店
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4. 車検に必要な書類チェックリスト

車検に必要な書類をチェックリスト形式でまとめました。

4-1. 事前に用意する書類

業者に依頼する場合は、以下の書類を用意しておきましょう。

  • 自動車検査証(車検証)
    車に常備されているはず。紛失した場合は運輸支局で再発行
  • 自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証)
    現在のものと、新たに加入したもの(車検時に加入)の両方が必要
  • 自動車税納税証明書
    毎年5月頃に届く納税通知書の右側部分。電子確認可能な場合は省略可
  • 印鑑(認印)
    業者によっては不要な場合も

自動車税納税証明書が不要になるケース

2015年4月から、以下の条件を満たせば納税証明書の提示が省略できます。

  • 自動車税をクレジットカードやペイジー、電子マネーで納付している
  • 納付から2〜3週間以上経過している
  • 過去に滞納がない

ただし、軽自動車は電子確認に対応していない自治体もあるため、念のため用意しておくと安心です。

PayPay等の電子決済で納付した場合

PayPayやクレジットカードなどの電子決済で自動車税を納付した場合、紙の納税証明書は発行されません。

しかし、納付情報は運輸支局にオンラインで反映されるため、車検時に問題はありません。

反映までに2〜3週間程度かかるため、車検が近い場合は早めに納付しておきましょう。

4-2. ユーザー車検で追加で必要な書類

自分で検査場に持ち込むユーザー車検の場合は、以下の書類も必要です。

  • 継続検査申請書
    検査場の窓口で入手(無料)
  • 自動車検査票
    検査場の窓口で入手(無料)
  • 自動車重量税納付書
    検査場の窓口で入手(無料)
  • 定期点検整備記録簿
    自分で点検した内容を記録

4-3. 書類を紛失した場合の対処法

車検証を紛失した場合

運輸支局で再発行できます。

  • 必要なもの:
    印鑑、身分証明書、申請書
  • 費用:
    350円
  • 所要時間:
    当日発行

自動車税納税証明書を紛失した場合

都道府県税事務所または市区町村役場(軽自動車の場合)で再発行できます。

  • 費用:
    無料〜400円程度(自治体による)
  • 所要時間:
    即日〜数日

自賠責保険証を紛失した場合

加入している保険会社に連絡し、再発行を依頼します。

  • 費用:
    無料
  • 所要時間:
    1週間程度

5. ユーザー車検とは?自分で車検を通す方法

「ユーザー車検」とは、自分で運輸支局(または軽自動車検査協会)に車を持ち込んで検査を受ける方法です。

5-1. ユーザー車検のメリット・デメリット

メリット

  • 費用が最も安い
    法定費用のみで済むため、3〜5万円程度で収まる
  • 車の仕組みがわかる
    自分で点検することで、車への理解が深まる
  • 必要最低限の費用で済む
    不要な整備をすすめられることがない

デメリット

  • 平日しか受けられない
    検査場は平日のみ営業(土日祝は休み)
  • 手間と時間がかかる
    予約、書類準備、検査と複数の工程がある
  • 自己責任
    整備不良による事故は自己責任
  • 不合格のリスク
    検査に落ちると再検査が必要

5-2. ユーザー車検の流れ

ユーザー車検は以下の流れで進めます。

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  1. 予約を取る
    自動車検査インターネット予約システムで予約(2週間前から可能)
  2. 事前に点検・整備を行う
    24ヶ月点検の項目を自分でチェック
  3. 必要書類を準備する
    車検証、自賠責保険証、納税証明書など
  4. 検査当日、運輸支局へ
    書類提出→手数料支払い→検査ラインへ
  5. 検査を受ける
    検査員の指示に従って操作
  6. 合格したら新しい車検証を受け取る
    不合格の場合は当日中に2回まで再検査可能

5-3. ユーザー車検で不合格になりやすいポイント

ユーザー車検で不合格になりやすい項目を押さえておきましょう。

ライトの光軸

ヘッドライトの照射方向がずれていると不合格になります。

事前にテスター屋(予備検査場)で調整しておくと安心です。

費用は1,000〜2,000円程度。

ブレーキの効き

ブレーキの制動力が基準を下回ると不合格です。

ブレーキパッドの摩耗をチェックしておきましょう。

排気ガス

CO(一酸化炭素)やHC(炭化水素)の値が基準を超えると不合格です。

古い車は要注意。

タイヤの溝

タイヤの溝が1.6mm以下だと不合格です。

スリップサインが出ていたら交換が必要。

その他

  • ワイパーゴムの劣化
  • ホーンが鳴らない
  • ウォッシャー液が出ない
  • 灯火類の球切れ

5-4. ユーザー車検が向いている人・向いていない人

向いている人

  • 車の基本的な点検ができる
  • 平日に時間が取れる
  • 費用を最優先で抑えたい
  • 車の状態が良好

向いていない人

  • 車の知識がほとんどない
  • 平日は仕事で時間が取れない
  • 面倒な手続きは避けたい
  • 古い車や走行距離が多い車に乗っている
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6. 車検切れになったらどうする?

うっかり車検の期限を過ぎてしまった場合の対処法を解説します。

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6-1. 車検切れで公道を走ると違反

車検切れの車で公道を走ることは、道路運送車両法違反です。

罰則

  • 無車検運行
    6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金、違反点数6点
  • 無保険運行(自賠責切れ)
    1年以下の懲役または50万円以下の罰金、違反点数6点

車検が切れると自賠責保険も切れていることが多いため、両方の違反で違反点数12点(免許停止)になることもあります。

「ちょっとだけなら…」という軽い気持ちで乗ってしまうと、取り返しのつかないことになります。

6-2. 車検切れの車を車検に出す方法

車検切れの車を合法的に車検場まで運ぶ方法は2つあります。

方法1: 仮ナンバーを取得する

「臨時運行許可」を申請し、仮ナンバーを取り付けて自走する方法です。

  • 申請場所
    市区町村役場の窓口

  • 必要書類

    • 車検証(期限切れでも可)
    • 自賠責保険証明書(有効期間内のもの ※新たに加入が必要)
    • 運転免許証
    • 印鑑(認印)
  • 費用
    750円程度(自治体による)

  • 有効期間
    最長5日間(ルートや目的により異なる)

  • 注意点

    • 自賠責保険に新たに加入する必要がある(1ヶ月単位で加入可能)
    • 仮ナンバーは車検を受ける目的以外では使用できない
    • 使用後は返却が必要

方法2: レッカーや積載車で運んでもらう

自走せず、車を運んでもらう方法です。

  • 依頼先
    • 車検を受ける業者(引き取りサービスがある場合)
    • ロードサービス(JAFなど)
    • レッカー業者
  • 費用
    5,000円〜30,000円程度(距離や業者による)

手間を省きたい場合や、自賠責に加入するのが面倒な場合はこちらがおすすめです。

6-3. 車検切れを防ぐために

車検切れを防ぐためのポイントを紹介します。

カレンダーやスマホにリマインダーを設定

車検満了日の1〜2ヶ月前にリマインダーを設定しておきましょう。

ディーラーや業者からの案内を見逃さない

多くのディーラーや整備工場は、車検時期が近づくとハガキやメールで案内を送ってくれます。

見逃さないようにしましょう。

車検シールを定期的に確認

フロントガラスの車検シールを見る習慣をつけましょう。

月に1回は確認するのがおすすめです。

車検費用が高額になる場合、廃車を検討する方もいます。

7. 軽自動車の車検で知っておくべきこと

軽自動車の車検には、普通車と異なる点があります。

7-1. 普通車との違い

検査を受ける場所が違う

車の種類検査場所
普通自動車運輸支局(国土交通省管轄)
軽自動車軽自動車検査協会

軽自動車の車検は軽自動車検査協会で受けます。

ユーザー車検を受ける場合は、運輸支局ではなく軽自動車検査協会に予約を入れましょう。

費用が安い

軽自動車は重量税が安いため、法定費用だけで約1.8万円の差があります(前述の比較表参照)。

必要書類はほぼ同じ

車検証、自賠責保険証、納税証明書など、必要な書類は普通車とほぼ同じです。

ただし、軽自動車の納税証明書は市区町村が発行するため、都道府県税事務所ではなく市区町村役場で再発行します。

7-2. 軽自動車の車検費用の目安

費用項目金額
検査手数料2,200円
重量税(13年未満)6,600円
自賠責保険料(24ヶ月)17,540円
法定費用合計約26,000円
点検整備費用(目安)15,000〜30,000円
総額(目安)約5〜8万円

軽自動車は維持費が安いのが魅力ですが、古い車(13年経過・18年経過)は重量税が上がるため、買い替えも検討しましょう。

8. よくある質問(Q&A)

車検に関するよくある質問をまとめました。

Q1. 車検と法定点検の違いは?

車検(継続検査)

  • 法律で義務付けられた検査
  • 受けないと公道を走れない
  • 有効期間: 2年(初回3年)

法定点検(定期点検)

  • 法律で義務付けられた点検
  • 受けなくても罰則はない(ただし推奨)
  • 12ヶ月点検、24ヶ月点検がある

24ヶ月点検は車検と同時に行われることが多いです。

Q2. 車検は何日かかる?

依頼先や車の状態によって異なります。

依頼先所要時間
ディーラー1〜2日
車検専門店45分〜数時間
カー用品店数時間〜1日
ガソリンスタンド1〜2日
整備工場1〜3日
ユーザー車検半日〜1日

「1日車検」「スピード車検」などのサービスを利用すれば、当日中に完了することも可能です。

Q3. 車検中の代車は借りられる?

多くの業者では代車サービスがあります。 ただし、以下の点を確認しておきましょう。

  • 代車が無料か有料か
  • 代車の保険はどうなっているか
  • ガソリンは満タン返しか

繁忙期は代車が不足することもあるため、早めに予約しておくと安心です。

Q4. 車検費用はクレジットカードで払える?

業者によって対応が異なります。

費用カード払い
法定費用現金のみの場合が多い
整備費用・代行手数料カード払い可能な場合が多い

法定費用(重量税・自賠責など)は現金払いのみの業者が多いです。 事前に確認しておきましょう。

Q5. 車検証が電子化されたけど、何か変わった?

2023年1月から車検証が電子化(ICカード化)されました。

変わったこと

  • サイズが小さくなった
    A6サイズからクレジットカードサイズに
  • 情報の読み取りにアプリが必要
    専用アプリ「車検証閲覧アプリ」で確認
  • 有効期限は引き続き記載
    カード表面に記載されている

電子化されても、車検の手続き自体は大きく変わりません。

従来どおり、業者に車検証を預けて車検を受けられます。

Q6. OBD検査とは何ですか?

2024年10月から、新しい車検項目として「OBD検査」が本格導入されました。

OBD検査とは

OBD(車載式故障診断装置)検査とは、車に搭載されている電子制御装置の故障を、専用の機器で読み取って確認する検査です。

自動ブレーキや車線維持支援など、近年の車には高度な電子制御システムが搭載されています。

これらのシステムに不具合があると、重大な事故につながる可能性があるため、車検時にチェックすることになりました。

OBD検査の対象車両

車の種類対象となる初度登録日
国産車(乗用車)2021年10月1日以降
輸入車(乗用車)2022年10月1日以降

※上記より前に登録された車は、当面の間OBD検査の対象外です
※輸入車のOBD検査は2025年10月から開始されています

OBD検査で不合格になるケース

以下のような場合、OBD検査で不合格となる可能性があります。

  • 自動ブレーキシステムに故障がある
  • 車線逸脱警報装置が正常に動作しない
  • 電子制御装置に異常コードが記録されている
  • 警告灯が点灯したまま放置している

対策

ダッシュボードに警告灯が点灯している場合は、車検前に整備工場で点検・修理を受けておきましょう。

特に「エンジン警告灯」「ABS警告灯」「エアバッグ警告灯」などが点灯している場合は要注意です。

まとめ

車検は安全に車を運転するために必須の手続きです。

この手続きガイドのポイントをおさらいしましょう。

  • 車検の有効期間
    新車は初回3年、その後は2年ごと
  • 費用の内訳
    法定費用(約3〜5万円)+ 点検整備費用
  • 依頼先の選び方
    安さ重視なら車検専門店、安心感重視ならディーラー
  • 必要書類
    車検証、自賠責保険証、納税証明書など
  • 費用を抑えるコツ
    複数見積もり、日頃のメンテナンス、不要な整備は断る
  • 車検切れに注意
    公道走行は違反、仮ナンバーかレッカーで対応

車検時期が近づいたら、早めに準備を始めましょう。

満了日の2ヶ月前から受けられるので、余裕を持ってスケジュールを立てるのがおすすめです。

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