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供花の贈り方完全ガイド - 相場・マナー・名札の書き方

供花の贈り方完全ガイド - 相場・マナー・名札の書き方
最終更新:2025年12月15日

親しい方やお世話になった方の訃報を受け、
「供花を贈りたいけれど、どうすればいいのかわからない」
と迷っていませんか?

供花(きょうか)は故人への弔意を表す大切なものですが、読み方から手配方法、相場、名札の書き方まで、わからないことが多いものです。

「葬儀社にどう連絡すればいい?」
「いくらくらいが相場?」
「名札には何て書く?」
「家族葬で辞退されたらどうする?」
といった疑問に、この手続ガイドでわかりやすくお答えします。

なお、ご親族を亡くされた場合の手続き全般や、葬儀の準備については以下の手続きガイドをもあわせてご覧ください。

1. 供花とは?読み方と基本知識

1-1. 供花の意味と読み方

供花は「きょうか」または「くげ」と読みます。

お通夜や葬儀の際に、故人への弔意と遺族への慰めの気持ちを込めて贈る花のことです。

祭壇の周りに飾られ、故人を華やかに送る役割を果たします。

供花と香典の違い

供花と香典は、どちらも弔意を表すものですが役割が異なります。

項目供花香典
形式生花を祭壇に飾る金銭を包む
相場15,000〜30,000円(一基)関係性により5,000〜100,000円
目的故人を花で送る葬儀費用の扶助
表記名札に贈り主名を記載香典袋に記名

一般的には香典のみを持参することが多いですが、故人と特に親しかった場合や、会社・団体として贈る場合には供花を贈ることがあります。

1-2. 「一基」と「一対」の違い

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供花は「一基(いっき)」または「一対(いっつい)」で数えます。

  • 一基
    供花1つを指します。個人で贈る場合は一基が一般的です。
  • 一対
    供花2つを1セットとして贈ります。祭壇の両側に配置されます。

一対で贈る場合は費用も2倍になります。

かつては一対が正式とされていましたが、現在は会場スペースの関係などもあり、一基で贈ることが多くなっています。

1-3. 供花の種類

供花にはいくつかの形式があります。

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  • スタンド花
    脚付きのスタンドに花をアレンジしたもの。
    祭壇の横や通路に飾られます。
  • 籠盛り(かごもり)
    籠に花を盛り付けたもの。
    スタンド花より小ぶりです。
  • 花輪(はなわ)
    円形のリース状の飾り。
    地方によっては屋外に並べることがあります。

形式は葬儀社や斎場の指定に従うのが基本です。

注文時に葬儀社に相談すれば、適切な形式を案内してもらえます。

2. 供花を贈るタイミング

2-1. いつまでに手配すべきか

供花はお通夜に間に合うように手配するのが基本です。

遅くとも告別式の開始までに届くようにしましょう。

スケジュールの目安は以下のとおりです。

タイミング対応
訃報を受けた当日葬儀社の連絡先・会場・日程を確認
通夜の前日まで葬儀社に連絡して供花を注文
通夜当日供花が届き、祭壇に飾られる

当日手配も可能な場合がありますが、余裕を持って前日までに注文するのが安心です。

2-2. 後から訃報を知った場合

葬儀が終わってから訃報を知った場合でも、弔意を表す方法はあります。

  • 初七日・四十九日の法要に合わせて花を贈る
    法要の日に届くように手配します。
  • 自宅へお供え物を送る
    お花やお供え菓子を後日お送りします。
  • 弔電を送る
    お悔やみの気持ちを伝える電報です。
    詳しくは「 電報の送り方完全ガイド - 弔電・祝電の手順とマナー 」の手続ガイドをご覧ください。
  • 香典を郵送する
    現金書留でお悔やみの手紙を添えて送ります。

3. 供花の相場

供花の相場は、贈り主と故人との関係性によって異なります。

また、葬儀社や地域によって価格設定が異なるため、以下はあくまで目安です。

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相場の注意点

  • 地域や葬儀社によって価格は異なります
  • 一対で贈る場合は上記の2倍の費用がかかります
  • 相場より極端に高い・安いものは避けるのがマナーです

4. 供花の送り方・注文方法

4-1. 葬儀社に連絡して手配する(基本)

供花を贈る際は、葬儀を担当する葬儀社に連絡するのが基本です。

葬儀社を通さず外部の花屋から送ると、式場で受け取れない場合があります。

外部の花屋からの持ち込み可否も含め、まず葬儀社に確認してください。

葬儀社への連絡方法

  1. 遺族や訃報の案内から葬儀社名・連絡先を確認
  2. 葬儀社に電話またはWebで問い合わせ
  3. 「供花を贈りたい」と伝える

伝える情報

葬儀社に連絡する際は、以下の情報を伝えます。

  • 故人の氏名
  • 喪主の氏名(わかれば)
  • 式場の名称と住所
  • 通夜・告別式の日時
  • 供花の種類と予算
  • 名札に記載する贈り主名

支払い方法

支払い方法は葬儀社によって異なります。

  • 当日会場で支払い
  • 銀行振込
  • クレジットカード決済

4-2. 外部の花屋・ネット注文の場合

葬儀社を通さず、花屋やインターネットで注文する方法もあります。

ただし、事前に葬儀社または斎場に確認が必要です。

  • 外部からの供花を受け付けない式場もあります
  • 祭壇の統一感のため、葬儀社指定の花屋のみ受付の場合があります
  • 配送時間や届け先の指定に注意が必要です

確認せずに送ると、受け取ってもらえない可能性があるため注意しましょう。

4-3. 手配の流れまとめ

供花を贈る際の基本的な流れは以下のとおりです。

  1. 訃報を受け、葬儀の詳細(日時・会場・葬儀社)を確認
  2. 葬儀社に連絡し、供花を贈りたい旨を伝える
  3. 供花の種類・価格を選ぶ
  4. 名札に記載する内容を伝える
  5. 支払いを行う
  6. 通夜または告別式に供花が届く

5. 供花の名札の書き方

供花には「札名(ふだな)」と呼ばれる名札が付けられ、贈り主の名前が記載されます。

正しい書き方を覚えておきましょう。

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5-1. 個人で贈る場合

個人で贈る場合は、フルネームで記載するのが基本です。

基本の記載例:

山田 太郎

氏名だけではわかりにくい場合

遺族が「誰からの供花かわからない」とならないよう、状況に応じて情報を追加することもあります。

親戚で同じ苗字が多い場合:
名前の前に地名を入れてわかりやすくします。

横浜市
山田 太郎

故人とのみ付き合いがあった場合(遺族が贈り主を知らない可能性がある場合):
所属団体などを名前の前に入れます。

○○ゴルフ倶楽部
山田 太郎

会社関係者が個人名で贈る場合

直属の上司など、会社関係で個人名として贈る場合は、会社名・部署・役職・氏名の順で記載します。

株式会社○○
営業部 部長
山田 太郎

夫婦で贈る場合は、一般的に夫の名前のみを記載します。

5-2. 連名で贈る場合

複数人で一緒に贈る場合は、人数によって書き方が異なります。

3名程度まで

全員の名前を記載します。

目上の人から順に右から並べます(縦書きの場合)。

記載例:

山田 太郎
佐藤 次郎
鈴木 三郎

4名以上の場合

○○一同」とまとめて記載します。

記載例:

友人一同
大学サークル一同
ゴルフ仲間一同

5-3. 親族として贈る場合

親族の場合は、故人との関係がわかる形で記載します。

記載例:

長男 山田 太郎
長女 山田 花子
兄弟一同
孫一同
○○家一同

5-4. 会社・団体として贈る場合

会社や団体として贈る場合は、正式名称と役職を記載します。

会社代表として:

株式会社○○
代表取締役 山田 太郎

部署として:

株式会社○○
営業部一同

社員一同として:

株式会社○○
社員一同

5-5. 名札の注意点

  • 会社名・氏名は正式名称を使用(略称は避ける)
  • 旧字体がある場合は旧字体で記載
  • 肩書がある場合は記載する
  • 連名の場合は役職順または五十音順に

6. 供花のマナーと注意点

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6-1. 供花に適した花

葬儀にふさわしい花を選びましょう。

  • 白を基調とした花
    菊、ユリ、カーネーション、トルコキキョウなど
  • 胡蝶蘭
    格式の高い花として贈られます
  • 淡い色の花
    薄紫、薄ピンクなど控えめな色

四十九日までは白い花が基本とされています。

6-2. 避けるべき花

以下の花は葬儀の供花には適しません。

  • 赤やオレンジなど派手な色の花
    お祝いを連想させるため避けます
  • トゲのある花(バラなど)
    殺生を連想させるため避けることがあります
  • 香りの強すぎる花
    式場で他の参列者の迷惑になる場合があります

6-3. 宗教による違い

宗教によって、供花のしきたりが異なる場合があります。

宗教供花の特徴
仏教白い菊、ユリなどが一般的
神道白い菊、ユリなど(仏式と同様の生花が一般的)
キリスト教白い花、ユリ、カーネーション

いずれの宗教でも、参列者が贈る供花は白い花を基調とした生花が一般的です。

わからない場合は、葬儀社に相談すれば適切な供花を案内してもらえます。

6-4. その他のマナー

  • 必ず遺族や葬儀社に確認してから手配する
  • 式場のスペースや決まりに従う
  • 供花の配置は喪主・葬儀社に任せる
  • 香典と供花を両方贈る場合、過剰にならないよう配慮する

7. 弔電と供花を贈る場合

遠方で葬儀に参列できない場合などは、弔電(ちょうでん)と供花を両方贈ることがあります。

7-1. 弔電と供花の違い

項目弔電供花
形式お悔やみの電報祭壇に飾る花
届け先式場宛て式場宛て(葬儀社経由)
費用2,000〜5,000円程度10,000〜30,000円程度
手配先電報サービス葬儀社

7-2. 両方を贈る場合の目安

弔電と供花を両方贈るのは、以下のような場合です。

  • 故人と特に親しかった
  • 仕事上、重要なお付き合いがあった
  • 遠方で参列できないが弔意をしっかり伝えたい

弔電は別途、電報サービスで手配します。

弔電の詳しい送り方については、「 電報の送り方完全ガイド - 弔電・祝電の手順とマナー 」の手続ガイドをご覧ください。

8. 家族葬で供花を辞退された場合

近年は家族葬が増え、供花を辞退するケースも多くなっています。

8-1. 辞退が増えている背景

  • 葬儀の小規模化により、飾るスペースがない
  • 遺族のお返しの負担を軽減するため
  • 香典も含め、費用負担を避けたいという意向

訃報の案内で
「ご厚志は辞退させていただきます」
「供花・供物はご遠慮ください」
と記載されている場合は、その意向を尊重しましょう。

8-2. 辞退された場合の対応

供花を辞退された場合でも、弔意を伝える方法はあります。

  • 弔電を送る
    お悔やみの言葉を電報で伝えます
  • お悔やみの手紙を送る
    後日、心を込めた手紙をお送りします
  • 香典のみとする
    供花辞退でも香典は受け付ける場合があります
  • 後日お線香を送る
    四十九日を過ぎてから、お供えとしてお線香を送ります
  • 弔問する
    落ち着いた頃に、事前連絡のうえご自宅を訪問します

無理に供花を送ると、遺族の意向に反し、お返しの負担をかけてしまうことになります。

辞退の案内があった場合は、別の方法で弔意を表すようにしましょう。

9. 供花のお返しについて

供花を贈ると、遺族からお返しをいただくことがあります。

9-1. お返しの時期と相場

お返しは、一般的に四十九日法要後に届きます。

お返しの金額は、いただいた供花の3分の1から半額程度が目安です。

9-2. お返しが届いたら

お返しが届いたら、受け取りの連絡は基本的には不要です。

お礼を伝えたい場合は、簡単なメッセージや電話でお伝えしても問題ありません。

なお、供花のお返し(遺族側の対応)については、「 香典返しの贈り方完全ガイド - 時期・品物・金額マナーを徹底解説 」の手続ガイドで詳しく解説しています。

10. よくある質問(Q&A)

Q. 供花と香典、どちらを送るべきですか?

一般的には香典のみで問題ありません。

供花は、故人と特に親しかった場合や、会社・団体として贈る場合に検討します。

両方を贈る場合は、合計金額が過剰にならないよう配慮しましょう。

Q. 外部の花屋から供花を送れますか?

葬儀社や式場によっては、外部からの供花を受け付けていない場合があります。

必ず事前に葬儀社に確認してから手配してください。

Q. 名札に会社名と個人名、どちらを書くべきですか?

故人との関係性によります。

  • 仕事上の付き合い:
    → 会社名義(会社名・役職・氏名)
  • 個人的な付き合い:
    → 個人名のみ

迷う場合は、葬儀社に相談しましょう。

Q. 後から訃報を知った場合でも供花は送れますか?

葬儀後に供花を送ることは一般的ではありません。

後から訃報を知った場合は、以下の方法で弔意を伝えることをおすすめします。

  • 弔電やお悔やみの手紙を送る
  • 香典を現金書留で送る
  • 後日、お供えの品(お線香など)を送る
  • 四十九日法要に合わせて花を贈る

Q. 供花の費用は会社の経費になりますか?

会社名義で贈る場合は、一般的に福利厚生費交際費として経理処理できます。

詳細は会社の経理部門に確認してください。

Q. 供花を贈ったのに名札がなかったのはなぜ?

まれに手配ミスで名札が付かないことがあります。

葬儀後に気づいた場合は、葬儀社に確認してみましょう。

また、供花の数が多い場合、祭壇のスペースの都合で名札が見えにくい位置に配置されることもあります。

11. まとめ

供花を贈る際のポイントを振り返りましょう。

  • 供花は葬儀社を通して手配する
  • 通夜前日までに注文するのが安心
  • 相場は15,000〜30,000円(関係性による)
  • 名札には正式名称でフルネームを記載
  • 白を基調とした花を選ぶ
  • 宗教・宗派による違いは葬儀社に確認
  • 辞退された場合は遺族の意向を尊重する

供花は故人への感謝と、遺族へのお悔やみの気持ちを形にするものです。

正しいマナーを理解して、心を込めて贈りましょう。

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