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印鑑証明書はカードなしで発行できる?紛失時の手続きを解説

印鑑証明書はカードなしで発行できる?紛失時の手続きを解説
最終更新:2026年7月9日

車の購入や不動産の契約で「印鑑証明書を用意して」と言われ、いざ取りに行こうとしたら印鑑登録証(印鑑カード)が見つからない。

「カードがないと発行できないの?」
「今日中に必要なのに間に合う?」
——そんな焦りを感じていませんか。

結論から言うと、マイナンバーカードがあればカード(印鑑登録証)なしでもコンビニで印鑑証明書を取得できます。

マイナンバーカードもない場合でも、市役所で「亡失届」と印鑑登録をやり直せば、当日中に発行できる可能性があります。

この手続きガイドでは、印鑑登録証をなくした場合やそもそも持っていない場合に、印鑑証明書を発行する方法を、必要書類や即日発行の可否とあわせてわかりやすく解説します。

印鑑証明書と印鑑登録証(カード)は別物

手続きを始める前に、混同しやすい3つの言葉を整理しておきましょう。

ここがはっきりすると、自分が「何をなくしたのか」「どの手続きが必要か」が判断しやすくなります。

  • 実印
    市区町村に印鑑登録をした印鑑そのもの。
  • 印鑑登録証(印鑑カード)
    印鑑登録をすると交付される、印鑑証明書を受け取るためのカード。
  • 印鑑登録証明書(印鑑証明書)
    登録した実印が本物であることを公的に証明する書類(紙)そのもの。

つまり「印鑑登録証」はカード、「印鑑証明書」は紙で、まったくの別物です。

多くの人が誤解しがちなのが、「カードをなくしたら再発行してもらえる」という点です。

実際には、印鑑登録証(カード)の再発行という手続きはありません。

紛失した場合は「印鑑登録証亡失届(ぼうしつとどけ)」を出したうえで、必要なら改めて印鑑登録をやり直すことになります。

「なくしたもの」で対応が変わります

印鑑登録証(カード)を紛失した場合は、下記の発行方法に進んでください。
一方、すでに発行してもらった印鑑証明書(紙)を提出前になくした場合は、登録自体は生きているので、あらためて取り直せば大丈夫です。ただし悪用が心配な場合は「紛失に気づいたらまずやること」を確認してください。

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なくしたものと必要な対応の早見表

なくしたもの窓口での証明書発行必要な手続き
印鑑登録証(カード)のみ直接は不可(下記の方法で対応)亡失届+再登録、またはマイナンバーカードでコンビニ交付
実印そのもの直接は不可登録印の亡失届+新しい印鑑で再登録(改印)
発行済みの印鑑証明書(紙)取り直せば可登録が有効なら再取得するだけ(悪用対策は別途)

カードなしで印鑑証明書を発行する3つの方法

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印鑑登録証(カード)が手元になくても、印鑑証明書を手に入れる方法は主に3つあります。

急いでいる方は、まず自分がどれに当てはまるかを次の表で確認してください。

方法こんな人向け主な必要書類即日発行手数料の目安
1. コンビニ交付マイナンバーカードを持っているマイナンバーカード+暗証番号(4桁)可能100〜300円程度
2. 亡失届+再登録マイナンバーカードはないが、実印と顔写真付き本人確認書類がある実印・運転免許証など・亡失届条件を満たせば可能登録+証明書で数百円程度
3. 代理人に依頼本人が窓口に行けない委任状・代理人の本人確認書類など原則不可(後日再来)同上+郵送日数
  • 一番早くて簡単なのは「1. コンビニ交付」
    マイナンバーカードさえあれば、印鑑登録証は不要です。
  • マイナンバーカードがないなら「2. 亡失届+再登録」
    本人が顔写真付きの本人確認書類を持って窓口に行けば、その日のうちに取れる可能性があります。
  • 本人が動けないなら「3. 代理人」
    ただし郵送でのやり取りが入るため、当日発行は難しくなります。

次の章から、それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。

方法1:マイナンバーカードでコンビニ交付(最短・最安)

すでにその市区町村で印鑑登録をしていれば、印鑑登録証(カード)がなくても、マイナンバーカードを使ってコンビニのマルチコピー機で印鑑証明書を取得できます。

コンビニ交付に必要なもの

重要

コンビニ交付に印鑑登録証(カード)は使えません。必要なのはマイナンバーカードです。

  • マイナンバーカード(個人番号カード)
    多くの自治体では、コンビニ交付にマイナンバーカード本体を使います。
  • 利用者証明用電子証明書の暗証番号(数字4桁)
    マイナンバーカードを受け取ったときに設定した4桁の番号です。
  • 手数料
    1通あたり100〜300円程度(自治体により異なります)。

手数料・利用できる時間・店舗

コンビニ交付の手数料は自治体によって異なり、窓口より安く設定している自治体もあります。

  • 利用できる時間
    午前6時30分〜午後11時が目安(自治体・システムメンテナンス日を除く)。
  • 使えるお店
    セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップなど、マルチコピー機のある全国のコンビニ。

コンビニ交付を使うときの注意点

次の場合はコンビニ交付が使えません

いずれかに当てはまると、その場で発行できず窓口手続きが必要になります。事前に確認しておきましょう。

  • お住まいの自治体がコンビニ交付に対応していない
    未対応の自治体では利用できません。
  • 印鑑登録をしていない
    そもそも登録がなければ印鑑証明書は発行できません。
  • 顔認証マイナンバーカードを利用している
    暗証番号を設定しないタイプのカードは対象外です。
  • 暗証番号を連続3回間違えた
    ロックがかかり、市区町村の窓口での解除が必要になります。

暗証番号を忘れた・ロックがかかった場合の解除方法は、次の手続きガイドで確認できます。

マイナンバーカードをまだ持っていない方や、使い方を確認したい方は、あわせてこちらもご覧ください。

お住まいの自治体がコンビニ交付に対応しているか、手数料はいくらかは、次の検索で確認できます。

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方法2:亡失届+再登録で市役所の窓口で発行する

マイナンバーカードを持っていない場合は、市区町村の窓口で手続きします。

ただし前述のとおり、印鑑登録証(カード)を紛失した状態では、窓口でそのまま印鑑証明書を発行することはできません。

そこで、次の2つを同時に行います。

  1. 印鑑登録証亡失届
    カードをなくしたことを届け出て、今の印鑑登録を廃止する手続き。
  2. 印鑑登録(再登録)
    あらためて実印を登録し直す手続き。

再登録の基本的な流れや登録できる印鑑の条件は、次の手続きガイドで詳しく解説しています。

当日中に発行できる?即日登録の条件

再登録がその日のうちにできれば、印鑑証明書も当日発行できます。

即日で登録できるかどうかは、本人確認の方法によって決まります。

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即日発行のカギは「顔写真付きの本人確認書類」

本人が窓口に行き、官公署が発行した顔写真付きの本人確認書類を提示できれば、その場で登録でき、印鑑証明書も当日受け取れます。

  • 即日登録できるケース
    本人が窓口へ行き、運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなど、官公署発行の顔写真付き本人確認書類を提示できる場合。
  • 即日登録できないケース
    顔写真付きの本人確認書類がない場合。
    後述の「照会登録」または「保証人登録」になります。

顔写真付きの本人確認書類がないときの2つの方法

顔写真付きの本人確認書類を用意できない場合は、次のいずれかになります。

  • 照会登録(照会書・回答書方式)
    申請後、住民登録している住所に「照会書」が郵送されます。
    届いた書類に記入して、再度窓口へ行くことで登録が完了します。
    中央区の例では、照会書の受け取り後30日以内に窓口へ行く必要があり、手続きが2回に分かれます。
    郵送が入るため、当日中の発行はできません。
  • 保証人登録
    すでに印鑑登録をしている人に保証人になってもらい、本人であることを証明してもらう方法。
    保証人の登録印や印鑑登録証明書(3か月以内のものなど)が必要です。

窓口での必要書類チェックリスト

本人が即日登録する場合の持ち物の例です。

  • 登録する印鑑(実印にする印鑑)
  • 官公署発行の顔写真付き本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなど)
  • 手数料(亡失届+登録+証明書交付分。数百円程度)
  • (見つかった場合)古い印鑑登録証
注意

必要書類・手数料・受付窓口は自治体によって異なります。行政サービスコーナーでは届出できず区役所のみ、というケースもあります。来庁前にお住まいの市区町村の公式ページで確認しておくと安心です。

お住まいの自治体で必要な書類や手数料は、以下から確認できます。

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発行までの手順

  1. お住まいの市区町村の窓口へ行く
    本人が、登録する印鑑と顔写真付き本人確認書類を持参します。
  2. 印鑑登録証亡失届を提出する
    カードをなくしたことを届け出て、今の登録を廃止します。
  3. 印鑑登録(再登録)を申請する
    新たに実印を登録します。
    即日登録の条件を満たしていれば、その場で登録が完了します。
  4. 新しい印鑑登録証(カード)を受け取る
    再登録が済むと、新しいカードが交付されます。
  5. 印鑑証明書を発行してもらう
    新しいカードで、必要な枚数の印鑑証明書を受け取ります。

代理人に頼む場合(委任状・文書照会方式)

仕事や入院などで本人が窓口に行けないときは、家族などの代理人に手続きを頼むこともできます。

ただし、印鑑登録は本人の財産に関わる重要な手続きのため、代理人による申請は本人確認が慎重に行われます。

代理人だと当日発行は難しい

代理人が印鑑登録をやり直す場合は、多くの自治体で「文書照会方式」となります。役所から本人あてに郵送された回答書を、後日あらためて持参する必要があるため、その日のうちに印鑑証明書を受け取ることはできません。

代理人が手続きするときの主な持ち物は次のとおりです。

  • 本人が自筆で作成した委任状
    作成日から2週間以内など、期限を定めている自治体があります。
  • 代理人の本人確認書類
    運転免許証・マイナンバーカードなど。
  • 登録する印鑑
    本人が実印にする印鑑。

急ぎで印鑑証明書が必要な場合は、可能な限り本人が窓口へ行くか、マイナンバーカードでのコンビニ交付を検討するのが確実です。

紛失に気づいたらまずやること

印鑑登録証(カード)や実印をなくしたと気づいたら、悪用を防ぐために早めに動きましょう。

まず市区町村の窓口へ連絡する

住民登録のある市区町村の担当窓口へ連絡します。

自治体によっては、連絡を受けて印鑑証明書の発行を一時的に停止する対応をとっています。

盗難のおそれがあるときは警察へ

盗まれた可能性がある場合は、最寄りの警察にも届け出ましょう。

実印そのものをなくした場合は「改印」を

印鑑登録証(カード)だけでなく、実印そのものをなくした場合は、登録している印鑑を変更する「改印」の手続きが必要です。

古い登録を廃止(亡失届)し、新しい印鑑で登録し直します。

ポイント

印鑑証明書に押された印影から同じ実印を復元することはできません。実印をなくしたら、必ず新しい印鑑で登録し直しましょう。

印鑑証明書が必要になる主な場面

そもそも印鑑証明書は、実印とセットで「本人が間違いなく手続きをした」ことを示すために使われます。

主に次のような場面で必要になります。

  • 自動車の購入・名義変更
    普通自動車の登録手続きで実印と印鑑証明書が求められます。
  • 不動産の売買・登記
    土地や建物の登記手続きで必要です。
  • 住宅ローン・連帯保証
    金銭消費貸借契約や保証契約で求められることがあります。
  • 遺産分割協議
    相続人が実印を押した遺産分割協議書に添付します。

自動車の購入で印鑑証明書を準備する流れは、次の手続きガイドで詳しく解説しています。

よくある質問(FAQ)

Q. マイナンバーカードがあれば印鑑登録証(カード)がなくても取れますか?

A. 取れます。

すでにその自治体で印鑑登録をしていれば、マイナンバーカードと4桁の暗証番号で、コンビニのマルチコピー機から印鑑証明書を発行できます。

印鑑登録証(カード)の提示は不要です。

ただし、コンビニ交付に対応している自治体に限られます。

Q. 印鑑登録証(カード)を紛失したら再発行してもらえますか?

A. カードの「再発行」という手続きはありません。

紛失した場合は「印鑑登録証亡失届」を出し、必要に応じて印鑑登録をやり直します。

再登録が済むと、新しい印鑑登録証(カード)が交付されます。

Q. 即日で印鑑証明書を取れますか?

A. 条件を満たせば当日発行が可能です。

マイナンバーカードでのコンビニ交付なら、その場で取得できます。

窓口で再登録する場合は、本人が官公署発行の顔写真付き本人確認書類を持参できれば、即日登録して当日中に受け取れる可能性があります。

顔写真付きの本人確認書類がない場合や、代理人が手続きする場合は、後日の再来庁が必要になり当日は難しくなります。

Q. カードだけをなくしました。実印は悪用されませんか?

A. カードだけでは、他人がすぐに悪用するのは難しいと考えられます。

印鑑証明書の発行には、本人確認や暗証番号が求められるためです。

とはいえ念のため、早めに市区町村の窓口へ連絡し、盗難のおそれがあれば警察にも届け出ましょう。

実印そのものもなくした場合は、改印(登録印の変更)をしてください。

Q. 引っ越し前の市区町村で登録しました。今の住所で取れますか?

A. 印鑑登録は住民登録のある市区町村ごとに行うものです。

転入して住所が変わると、以前の市区町村での印鑑登録は効力を失うのが原則です。

新しい住所地の市区町村で、あらためて印鑑登録をしてから印鑑証明書を取得してください。

まとめ

印鑑登録証(カード)をなくしても、印鑑証明書を手に入れる方法はあります。

最後に3つのルートを整理しておきます。

  • マイナンバーカードがある
    コンビニ交付が最短・最安。
    カード(印鑑登録証)は不要で、暗証番号4桁で当日取得できます。
  • マイナンバーカードはないが、実印と顔写真付き本人確認書類がある
    市役所で亡失届+再登録をすれば、当日中に発行できる可能性があります。
  • 本人が窓口に行けない
    代理人でも手続きできますが、文書照会方式となり当日発行は難しくなります。

手数料や必要書類、コンビニ交付への対応は自治体によって異なります。

急いで印鑑証明書が必要なときこそ、まずはお住まいの市区町村の公式ページで最新の情報を確認してから動きましょう。

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