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東京都シルバーパスの電子申請〜マイナで更新する方法

東京都シルバーパスの電子申請〜マイナで更新する方法
最終更新:2026年6月30日

「親のシルバーパスの更新を手伝っているけど、最後の画面でエラーが出て進めない」
「スマホとマイナンバーカードでできるって聞いたけど、何を準備すればいいの?」
「今年からPASMOになるらしいけど、結局いくらかかるの?」

東京都シルバーパスは、2025年(令和7年)からスマートフォンとマイナンバーカードを使った電子申請ができるようになりました。

ただ、操作の途中でつまずいたり、PASMOへの移行で戸惑ったりする方が少なくありません。

この手続きガイドでは、電子申請の必要なものから手順、つまずきやすいエラーの対処法、高齢の親に代わって申請するコツまで、わかりやすく解説します。

1. 東京都シルバーパスの電子申請とは

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東京都シルバーパスは、東京都に住民登録のある満70歳以上の方(寝たきりの方を除く)が、都内の路線バスや都営交通(都バス・都営地下鉄・都電・日暮里舎人ライナー)をお得に利用できるパスです。

一般社団法人東京バス協会が、東京都の支援のもとで実施しています。

有効期間は毎年10月1日から翌年9月30日までで、継続して使うには年に1回の更新手続きが必要です。

1-1. 電子申請ができるのは「更新」のみ

まず押さえておきたいのが、電子申請の対象は更新手続きだけという点です。

新しくシルバーパスを作る新規購入は、最寄りのバス営業所などの窓口で必要書類を提示して、その場で発行してもらう方法のみとなります。

注意

新規購入はオンライン(電子申請)ではできません。
「これから初めてシルバーパスを作りたい」という方は、お近くのシルバーパス発行窓口で手続きしてください。

1-2. 2026年10月の更新からPASMOに変わる

令和8年(2026年)10月の更新から、シルバーパスは従来の磁気カードから記名式の交通系ICカード「PASMO」に移行します。

これにより、運賃箱や改札機にタッチするだけで乗車できるようになります。

更新の際は、手持ちの記名PASMOにシルバーパスの情報を登録するか、新しくPASMOを発行するかを選びます。

PASMO移行の詳しい注意点は「9. PASMO移行で知っておくべきこと」で解説します。

1-3. 電子申請のメリット

電子申請には、窓口や郵送にはない便利さがあります。

  • 書類の準備・郵送が不要
    住民税の課税状況がわかる書類(課税証明書や介護保険料納入通知書)を用意したり郵送したりする必要がありません。
  • 自分が1,000円パスの対象か画面で確認できる
    課税状況をシステムが自動で取得するため、手元に書類がなくても負担金額がわかります。
  • 早ければ数分で完了
    うまく進めば、スマホの操作だけで申請が終わります。

2. 電子申請に必要なもの

電子申請を始める前に、次のものを手元にそろえておきましょう。

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  • スマートフォン
    パソコンでは申請できません。
    マイナンバーカードを読み取れるスマートフォンが必要です。
  • マイナンバーカード(暗証番号も)
    カードに加えて、後述の暗証番号(数字4桁)も必要です。
  • マイナポータルアプリ
    スマートフォンにあらかじめインストールしておきます。
  • 更新申請書
    東京バス協会から郵送される案内に入っています。
    左面の「お客様専用の二次元コード」を使います。
  • 記名式のPASMO(手持ちのPASMOに登録する場合)
    券面に本人のカナ氏名が印字されたPASMOを用意します。
    新しく発行する場合は不要です。

マイナンバーカードの作り方やマイナポータルアプリの使い方に不安がある方は、こちらの手続きガイドもあわせてご覧ください。

2-1. 2種類の暗証番号を確認しておく

電子申請では、マイナンバーカードを受け取ったときに設定した暗証番号を使います。

申請の途中で次の2種類を入力します。

  • 利用者証明用電子証明書のパスワード
    数字4桁です。
    本人であることを証明するために使います。
  • 券面事項入力補助用のパスワード
    数字4桁です。
    氏名・住所・生年月日などの情報を読み取るために使います。
暗証番号は3回間違えるとロック

暗証番号を3回連続で間違えると、カードがロックされて使えなくなります。
ロックを解除するには、住民票のある区市町村の窓口で再設定の手続きが必要です。再設定には顔写真付きの本人確認書類が必要なので、親の代わりに申請する場合は、事前に正しい暗証番号を確認しておきましょう。

3. 電子申請の手順

ここからは、1,000円パスを例に電子申請の流れを説明します。

画面の案内に沿って進めれば、難しい操作はありません。

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3-1. STEP1: マイナポータルアプリを準備する

スマートフォンに「マイナポータルアプリ」をダウンロードします。

すでにインストールしている場合は、次のステップに進みます。

ポイント

シルバーパス専用のアプリではなく、国の「マイナポータルアプリ」を使います。
「PASMOアプリ」では申請できないので注意してください。

3-2. STEP2: 二次元コードを読み取って申請する

更新申請書の左面にある「お客様専用の二次元コード」を、スマートフォンで読み込みます。

あとは画面の指示に沿って、次の流れで進みます。

  1. サービス利用規約に同意する
  2. PASMOの種別を選ぶ(手持ちのPASMOを登録する/新しいPASMOを購入する)
  3. 手持ちPASMOを登録する場合は、カードの両面(カナ氏名の面とID番号の面)をカメラで撮影する
  4. 郵便番号・カナ氏名・電話番号を入力し、「マイナンバーカードの読み取りへ」を選ぶ
  5. 画面の指示に従ってマイナンバーカードのパスワード入力とカードの読み取りを行う
  6. 利用者負担金と申請内容を確認して申請する
マイナンバーカードの読み取りは合計2回

収入情報をシステムに連携するため、途中でマイナンバーカードのパスワード入力とカードの読み取りを、それぞれ2回ずつ行います。
カードはスマートフォンから離さず、読み取りが完了するまで動かさないのがコツです。

新しくPASMOを発行する場合は、利用者負担金にPASMO発行費用1,000円が加わります。

なお、申請の途中で利用者負担金が12,000円と表示された場合は、住民税の課税状況などにより1,000円パスの対象外と判定されたことを意味します。

その場合も、そのまま12,000円パスの申請手続きに進むことができます。

4. 申請後の流れ

申請が完了しても、その場でパスが発行されるわけではありません。

支払いから受け取りまで、次の流れで進みます。

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  1. 払込票が自宅に届く
    後日、利用者負担金の払込票が郵送されます。
  2. コンビニで支払う
    届いた払込票を使って、コンビニエンスストアで支払います。
  3. 新しいシルバーパス(PASMO)が届く
    入金後、順次新しいパスが郵送されます。
    手持ちのPASMOに登録した方には、登録完了のお知らせが届きます。
  4. 都営地下鉄の券売機で情報を書き込む(手持ちPASMO登録の方のみ)
    都営地下鉄や日暮里舎人ライナーの券売機で「シルバーパス地下鉄情報の書き込み」が必要です。
    この書き込みは更新のたび(年1回)に行います。
新しいパスが使えるのは10月1日から

新しいシルバーパス(PASMO)は、10月1日から利用開始です。
9月中はこれまでの磁気カードのシルバーパスを使ってください。10月1日より前に新しいPASMOで乗車すると、チャージ残高から運賃が差し引かれ、返金もできないので注意しましょう。

5. エラーが出て完了できないときの対処法

電子申請でもっとも多いつまずきが、申請の最後の「連携」の段階でエラーが出て完了できないというものです。

「エラーコード:EBDCMSMDFE0020」が表示されるケースも報告されています。

エラーが出ても、次の対処で解決できることがあります。

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5-1. ブラウザをChromeに変える

iPhoneの標準ブラウザ「Safari」でエラーが出る場合、ブラウザを「Chrome」に変えると申請できたという声が多く寄せられています。

Chromeをインストールして、同じ手順をやり直してみてください。

ポイント

iPhoneは標準のブラウザがSafariのため、同じ場所でつまずく人が少なくありません。
SafariでダメだったらChrome、というのは覚えておくと役立ちます。

5-2. 別のスマートフォンで試す

自分のスマートフォンではエラーが出ても、家族の別のスマートフォンで試したら申請できた、というケースもあります。

端末側の設定が影響している可能性があるため、別の機種があれば試してみましょう。

5-3. システムメンテナンスの時間帯を避ける

マイナポータルのシステムメンテナンス中は、電子申請を利用できません。

メンテナンスの時間帯は東京都シルバーパスのご案内のお知らせで告知されます。

「深夜なら空いているだろう」と思っても、メンテナンス中だと失敗するため、事前にお知らせを確認しましょう。

5-4. 「該当する自己情報データがありませんでした」と出る場合

収入情報が取得できず、このエラーメッセージが表示されることがあります。

この場合は、シルバーパス専用電話(03-5308-6950)に問い合わせてください。

注意

何度やってもエラーが解決しないときは、無理に粘らず郵送申請やお助け相談会に切り替えるのが確実です。
更新には期限があるため、時間をかけすぎて間に合わなくなるのは避けましょう。代替手段は「7. 電子申請が難しいときの代替手段」で解説します。

6. 高齢の親に代わって代理申請するときのポイント

電子申請は、高齢の本人が一人で操作するのは難しい場合があります。

実際には、子世代が親に代わってスマートフォンを操作するケースが多くなっています。

6-1. 親のスマホでも自分のスマホでもよい

申請に使うスマートフォンは、親のものでも、手伝う家族のものでもかまいません。

マイナンバーカードと暗証番号を使って本人として申請するため、誰のスマートフォンで操作しても問題ありません。

6-2. 事前に暗証番号を確認しておく

前述のとおり、暗証番号は3回間違えるとロックされます。

申請を始める前に、親に2種類の暗証番号(いずれも数字4桁)を確認しておくと安心です。

6-3. マイナポータルアプリを先に起動しておく

手順の途中でアプリの切り替えにもたつくと、操作に時間がかかります。

先にマイナポータルアプリを起動してから二次元コードを読み込むと、スムーズに進められます。

7. 電子申請が難しいときの代替手段

エラーが解決しない、スマートフォンの操作が不安、という場合は、無理に電子申請にこだわる必要はありません。

次の3つの代替ルートがあります。

7-1. 郵送申請

更新申請書と、住民税の課税状況がわかる書類(介護保険料納入通知書や課税証明書など)を同封して郵送します。

専用の返信封筒がない場合は、手持ちの封筒に110円分の切手を貼り、次の宛先に送ります。

  • 宛先
    〒151-8691 代々木郵便局 私書箱120号 一般社団法人 東京バス協会 行
注意

郵送には投函の期限があります。
新しいパスを郵送で受け取るには期限内の投函が必要なので、案内に記載された期限を必ず確認してください。専用の返信封筒は9月1日以降は使えなくなります。

7-2. お助け相談会(更新手続相談会)

対面でサポートを受けられる「お助け相談会」が各地で開催されます。

更新申請書を失くしてしまった場合も、相談会で手続きができます。

操作に自信がない方や、書類が見当たらない方は、相談会の利用を検討しましょう。

7-3. 窓口・電話で相談する

新規購入はそもそも窓口のみの取り扱いです。

更新についても、わからないことがあればシルバーパス専用電話に相談できます。

  • シルバーパス専用電話
    03-5308-6950(一般社団法人 東京バス協会)

ただし更新の時期は電話が混み合います。

つながりにくいときは、時間をおいてかけ直すか、相談会や郵送に切り替えるとよいでしょう。

8. 申請期限と費用

更新には期限があり、費用は所得によって変わります。

ここでは令和8年(2026年)の更新を例にまとめます。

8-1. 申請期限の目安

パスの種類電子申請・郵送申請の目安
1,000円パス8月16日まで
12,000円パス(手持ちPASMOに登録)7月31日まで
注意

期限を過ぎると、新しいICカードのシルバーパスを9月30日までに発行できない場合があります。
期限は年度や案内によって異なることがあるため、必ずお手元の更新案内で確認し、余裕をもって申請してください。

8-2. 費用の目安

区分利用者負担金
住民税が非課税、または前年の合計所得金額135万円以下の方1,000円
上記以外の方12,000円
新しくPASMOを発行する場合上記に加えてPASMO発行費用1,000円

PASMO発行費用1,000円の内訳は、預り金(デポジット)500円と、チャージ分500円です。

預り金は、PASMOを返却したときに戻ってくるお金です。

なお、12,000円は令和7年10月以降の負担軽減措置による金額(本来は20,510円)で、制度見直しまでの暫定的なものです。

今後の制度改正で変わる可能性があるため、最新の金額はお手元の更新案内で確認してください。

9. PASMO移行で知っておくべきこと

2026年10月の更新からのPASMO移行にあたって、注意したい点をまとめます。

9-1. 使えるPASMO・使えないPASMO

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シルバーパスとして使えるのは、券面に本人のカナ氏名が印字された記名式のPASMOだけです。

次のようなPASMOは使えません。

  • モバイルのPASMO(スマートフォンのPASMO)
  • 無記名のPASMO
  • 社員証やクレジットカードと一体型のPASMO
  • 障がい者用のPASMO
  • 有効な定期券などが載っているPASMO
  • 10年以上利用されていないPASMO
  • 申請者本人名義ではないPASMO
重要

使えるICカードはPASMOのみで、Suicaは使えません。
SuicaやモバイルのPASMOを使っている方も、シルバーパス用には記名式のプラスチックのPASMOを別に用意する必要があります。

9-2. 手持ちのPASMOに記名する方法

カナ氏名が印字されていない無記名のPASMOしか持っていない場合は、鉄道駅の券売機などで券面にカナ氏名を印字して記名PASMOにできます。

券売機の案内に従って操作してください。

9-3. 紛失したときの再発行

シルバーパスとして使っているPASMOを紛失した場合は、シルバーパスの常設窓口でのみ再発行できます。

ほかの鉄道会社などで再発行すると、シルバーパスの情報を復元できないため注意してください。

再発行には、手数料520円と預り金500円の合計1,020円がかかります。

これまでの磁気カードは有効期間中に1回だけ無料で再発行できましたが、ICカード(PASMO)では費用がかかる代わりに、再発行の回数に制限はありません。

よくある質問(FAQ)

Q. 新規でシルバーパスを作る場合も電子申請できますか?

A. 新規購入は電子申請できません。

電子申請ができるのは更新手続きのみです。

初めてシルバーパスを作る場合は、最寄りのバス営業所などの窓口で、必要書類を提示してその場で発行してもらいます。

Q. パソコンから電子申請できますか?

A. パソコンからは申請できません。

電子申請はスマートフォンとマイナンバーカードを使って行います。

マイナンバーカードを読み取る必要があるため、パソコンには対応していません。

Q. マイナンバーカードの暗証番号を忘れた・ロックされた場合はどうすればいいですか?

A. 区市町村の窓口で再設定の手続きをします。

暗証番号を3回連続で間違えるとロックされます。

ロックの解除や暗証番号の再設定は、住民票のある区市町村の窓口で行います。

その際は顔写真付きの本人確認書類が必要です。

Q. Suicaを使っていますが、別にPASMOが必要ですか?

A. シルバーパス用に記名式のPASMOが必要です。

シルバーパスとして使えるのはPASMOのみで、Suicaは使えません。

Suicaは普段の利用に残し、シルバーパス用には記名式のPASMOを別に用意することになります。

Q. 電話がつながりません。どうすればいいですか?

A. 時間をおいてかけ直すか、郵送や相談会を利用しましょう。

更新の時期はシルバーパス専用電話が混み合います。

急ぎでなければ時間をずらしてかけ直すか、お助け相談会や郵送申請といった電話以外の方法に切り替えるのが確実です。

まとめ

東京都シルバーパスの電子申請は、スマートフォンとマイナンバーカードがあれば、書類の準備や郵送なしで更新できる便利な方法です。

最後に要点を振り返ります。

  • 電子申請ができるのは更新のみで、新規購入は窓口で行う
  • 必要なものはスマートフォン・マイナンバーカード・暗証番号・マイナポータルアプリ・更新申請書
  • 申請の最後でエラーが出たら、ブラウザをChromeに変える・別のスマホで試す・メンテナンス時間を避ける
  • 暗証番号は3回間違えるとロックされるため、代理申請の前に確認しておく
  • どうしても難しいときは、郵送申請・お助け相談会・専用電話の3つの代替手段がある
  • 2026年10月の更新からは記名式PASMOに移行し、Suicaやモバイルでは使えない

更新には期限があります。

エラーで止まってしまっても慌てず、解決しないときは早めに郵送や相談会に切り替えて、確実に更新を済ませましょう。

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