両家顔合わせ食事会の準備 - 費用・手土産・席順・服装・挨拶など
「両家顔合わせって、何を準備すればいいの?」
「費用は誰が払うの?」
と悩んでいませんか?
両家顔合わせ食事会は、結婚が決まったカップルにとって大切なイベントです。
しかし、初めての経験で何から手をつければいいかわからない方も多いのではないでしょうか。
この手続きガイドでは、顔合わせの準備から当日の流れまで、費用・手土産・席順・服装・挨拶のポイントをすべて解説します。
この手続きガイドを読めば、安心して顔合わせの日を迎えることができます。
両家顔合わせ食事会とは
顔合わせ食事会の目的
両家顔合わせ食事会とは、結婚が決まったふたりがそれぞれの親を紹介し、両家の親睦を深めるために行う食事会です。
主な目的は以下の3つです。
-
両家の親睦を深める
初めて顔を合わせる両家が、食事をしながらお互いを知る機会になります。 -
婚約の報告と今後の相談
結婚式の予定や入籍のタイミングなど、今後のことを話し合う場にもなります。 -
結婚準備を円滑に進めるため
顔合わせで両家の関係を築いておくと、その後の結婚準備がスムーズに進みます。
結納との違い
「結納」と「顔合わせ食事会」は目的が異なります。
| 項目 | 顔合わせ食事会 | 結納 |
|---|---|---|
| 目的 | 両家の親睦を深める | 婚約を正式にする儀式 |
| 形式 | 自由・カジュアル | 決まりが多い・フォーマル |
| 費用相場 | 6〜10万円程度 | 数万円〜100万円以上 |
| 進行役 | ふたりが務めることが多い | 両家の父親または仲人 |
| 結納品 | なし | あり(結納金、目録など) |
最近は結納を行わず、顔合わせ食事会のみで済ませるカップルが増えています。
どちらを選ぶかは、両家の意向を確認して決めましょう。
顔合わせの日程・場所の決め方
いつ行う?タイミングの目安
顔合わせ食事会を行う時期の目安は以下のとおりです。
- 結婚挨拶から3ヶ月以内が一般的
- 結婚式の6ヶ月前までに行うと、その後の準備がスムーズ
- 入籍前のタイミングで行うことが多い
両家の都合を確認しながら、なるべく早めに日程を調整しましょう。
時間帯は昼が多いが夜でもOK
顔合わせの時間帯については、以下のポイントを押さえておきましょう。
-
昼どきの開催が多数派
一般的には、ランチタイムに行うケースが多いです。 -
夜の開催でも問題なし
仕事の都合などで昼が難しい場合は、夜に行っても大丈夫です。 -
遠方の場合は早めの時間帯がおすすめ
どちらかが遠方で、新幹線や飛行機で日帰りする場合は、早い時間帯に始めた方が帰りの移動に余裕ができます。
場所選びのポイント
場所を決める際は、以下のポイントを押さえましょう。
-
両家からアクセスしやすい場所を選ぶ
どちらか一方に負担がかかりすぎないよう配慮します。 -
個室のある料亭・レストラン・ホテルがおすすめ
周囲を気にせず、落ち着いて食事や会話を楽しめます。 -
コース料理のお店を選ぶ
取り分ける必要がなく、スマートに食事ができます。
顔合わせ会場の人気ランキング
- 料亭(46.7%)
- レストラン(23.3%)
- ホテル(15.0%)
- その他
※出典: ゼクシィの調査
遠方の場合の調整方法
両家が離れている場合は、以下の方法で調整できます。
- お互いの地元の中間地点で開催
- どちらかの地元で開催し、もう一方に来てもらう
- ふたりが住んでいる場所の近くに招待する
日取りとお日柄
大安や仏滅などのお日柄を気にする場合は、両家の意向を確認しておきましょう。
お日柄を気にしない家庭も多いので、両家で相談して決めることが大切です。
顔合わせの費用相場と負担方法
費用の相場
顔合わせ食事会の費用相場は6万円〜10万円程度です。
内訳の目安は以下のとおりです。
| 項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| 食事代(1人あたり) | 8,000円〜15,000円 |
| 飲み物代 | 2,000円〜5,000円 |
| 個室使用料 | 無料〜10,000円程度 |
| 手土産(各家庭) | 3,000円〜5,000円 |
参加人数や会場のグレードによって、費用は変動します。
誰が払う?費用分担のパターン
顔合わせの費用負担には、いくつかのパターンがあります。
-
ふたり(新郎新婦)で負担
結婚スタイルマガジンSNSアンケートによると、70.7%がこのパターンです。
ふたりが主催者として親を招待する形になります。 -
両家で折半
各家庭で人数分を負担するか、総額を半分ずつ出し合います。 -
新郎側が負担
地域や家庭の慣習によっては、新郎側が全額負担することもあります。 -
各自負担
それぞれの家庭が自分たちの分を負担します。
「正解」はありませんので、両家で事前に相談して決めましょう。
スマートな支払い方法
当日の支払いをスムーズに行うコツは以下のとおりです。
-
代表者がまとめて支払う
レジ前でもたつかないよう、誰か1人がまとめて支払います。 -
食事の終わりにさりげなく席を立つ
デザートの頃合いを見て、ふたりのどちらかが先に会計を済ませます。 -
後から精算する
折半の場合は、当日は立て替えておき、後で精算します。
交通費・宿泊費が発生する場合
遠方から来てもらう場合は、交通費や宿泊費についても事前に相談しておきましょう。
- 基本的には、遠方から来る側が自己負担することが多い
- ふたりが「招待」という形で負担することもある
- 来てもらう側が費用を負担する場合もある
いずれの場合も、事前に両家で認識を合わせておくことが大切です。
顔合わせの手土産マナー
手土産は必要?
手土産は必須ではありませんが、用意するケースが多いです。
ポイントは以下のとおりです。
- 両家で事前に「用意するかどうか」を確認しておく
- 片方だけが用意する状況は避ける
- 手土産をきっかけに会話が広がることも
金額の相場
各家庭で用意する手土産の金額相場は3,000円〜5,000円です。
両家で金額に大きな差が出ないよう、事前に打ち合わせておくと安心です。
おすすめの品物
手土産におすすめの品物は以下のとおりです。
喜ばれる手土産
- 日持ちする個別包装のお菓子
持ち帰りやすく、配りやすい - バームクーヘン
年輪が「長寿」「繁栄」を象徴する縁起物 - 地元の名産品
話のきっかけにもなる - 最中(もなか)
2つの皮がぴったり合わさることから「縁結び」の意味
避けた方がいい手土産
- 日持ちしないもの(生菓子など)
- 重たいもの・かさばるもの
- 切り分けが必要なもの
- 「切れる」「割れる」を連想させるもの
のし(熨斗)の書き方
手土産にのしをつける場合のポイントは以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 表書き | 「寿」または「ご挨拶」 |
| 水引 | 紅白の結び切り |
| のしの掛け方 | 外のしが一般的 |
| 名入れ | 苗字のみ |
のしの詳しいマナー
のしを掛ける際は、以下の点に注意しましょう。
-
水引は「結び切り」を選ぶ
紅白の「結び切り」(ちょう結びではないもの)が印刷されたのし紙を使用します。
結び切りには「一度きり」「繰り返さない」という意味があり、婚礼にふさわしい水引です。 -
外のしが一般的
のし紙は包装紙の上から掛ける「外のし」が一般的です。 -
洋菓子はリボン掛けでもOK
のし紙が似合わない洋菓子などは、リボン掛けでも問題ありません。
のしをつけなくても失礼にはあたりません。
きちんと包装されていれば問題ないので、相手方と格を合わせましょう。
渡し方とタイミング
手土産を渡すタイミングと方法は以下のとおりです。
渡すタイミング
- 着席前、全員が揃ったとき
- または、はじまりの挨拶の後
渡し方
- 紙袋や風呂敷から取り出す
- 汚れがないか確認する
- 正面を相手に向けて渡す
渡すときの一言(例)
本日はお集まりいただきありがとうございます。
地元で評判のお菓子をお持ちしました。
お口に合えば幸いです。
顔合わせの席順
基本の席順ルール
顔合わせの席順には基本的なルールがあります。
- 入り口から遠い側(上座)に新郎側が座る
- 入り口に近い側(下座)に新婦側が座る
- 奥から「父親→母親→本人」の順に座る
ただし、カジュアルな雰囲気の場合は、あまり形式にこだわらなくても大丈夫です。
テーブル別の席順
長テーブル(向かい合わせ)の場合
【入り口から遠い側】
新郎父 ─ 新郎母 ─ 新郎
─────────────────────
新婦父 ─ 新婦母 ─ 新婦
【入り口に近い側】
新郎新婦が向かい合わせになるのがポイントです。
円卓の場合
入り口から最も遠い席が上座です。
時計回りに「新郎父→新婦父→新郎母→新婦母→新郎→新婦」と座ることもあります。
お店のスタッフに相談すると、適切な配置を教えてもらえます。
人数差がある場合の対応
両家の人数に差がある場合の対応は以下のとおりです。
兄弟姉妹も参加する場合
兄弟姉妹は入り口に最も近い席に座ります。
事前に相手方へ参加の了承を得ておきましょう。
片親の場合
人数が少ない側に無理に席を埋める必要はありません。
自然な配置で、気まずくならないよう配慮しましょう。
祖父母も参加する場合
祖父母は父母の隣に座るのが一般的です。
高齢者がいる場合は、入り口に近い席の方が移動しやすいこともあります。
顔合わせの服装
服装選びの基本
顔合わせの服装で最も大切なのは、両家で格を揃えることです。
片方がフォーマル、もう片方がカジュアルだと、お互いに気まずい思いをしてしまいます。
事前にふたりが間に入って、服装の方向性を確認しておきましょう。
男性(新郎・父親)の服装
男性の服装は以下がおすすめです。
-
ブラックスーツ
最もフォーマルで無難な選択 -
ダークスーツ(紺・グレー)
やや柔らかい印象になる -
ネクタイ
派手すぎない落ち着いた色味を選ぶ
カジュアルな顔合わせの場合は、ジャケットとスラックスでも問題ありません。
女性(新婦・母親)の服装
女性の服装は以下がおすすめです。
-
上品なワンピース
華やかさと上品さを兼ね備えた定番 -
落ち着いた色味のスーツ
きちんと感を出したい場合に -
振袖(新婦の場合)
格式高い雰囲気にしたい場合に
避けた方がいい服装
- 黒など暗い色ばかりの服装
- ニット素材(カジュアルすぎる印象)
- 露出が多い服装
- 派手すぎるアクセサリー
カジュアルにしたい場合
カジュアルな雰囲気で行いたい場合は、以下のポイントを押さえましょう。
- 両家で事前に「カジュアルで」と合意を取る
- 会場の雰囲気に合わせる
- 男性はノージャケット、女性はきれいめカジュアルなど
- 「よそ行き」の意識は忘れずに
カジュアルでも、普段着ではなく「きちんと感」のある服装を心がけましょう。
当日の流れと挨拶例文
当日のタイムスケジュール
顔合わせ食事会の所要時間は2時間半〜3時間が目安です。
ゆっくり食事と会話を楽しみながら、イベントも取り入れるとこのくらいの時間になります。
当日の流れ6ステップ
顔合わせ当日の基本的な流れは以下のとおりです。
ステップ1. 入室・着席
会場に到着したら、まず席順どおりに着席します。
手土産がある場合は、このタイミングで渡すのが一般的です。
ステップ2. はじまりの挨拶
全員が着席したら、進行役(多くは新郎)が開会の挨拶をします。
ステップ3. 家族紹介
新郎側、新婦側の順に、それぞれが自分の家族を紹介します。
ステップ4. 婚約記念品のお披露目(任意)
婚約指輪などの婚約記念品があれば、このタイミングでお披露目します。
指輪の交換セレモニーを行うカップルもいます。
ステップ5. 乾杯・食事と歓談
乾杯の発声をして、食事と歓談を楽しみます。
会話が途切れないよう、話題をいくつか用意しておくと安心です。
ステップ6. 結びの挨拶
食事が終わったら、新郎または両家の父親が結びの挨拶をします。
集合写真を撮るのもこのタイミングがおすすめです。
挨拶は誰がする?
顔合わせの挨拶は、主に以下のパターンがあります。
-
新郎が進行役を務める
主催者として、はじまりと結びの挨拶を担当 -
ふたりで分担する
新郎がはじまり、新婦が結びなど -
父親が挨拶する
結びの挨拶は父親が行うケースもある
事前にどのパターンにするか、両家で相談しておきましょう。
挨拶例文
はじまりの挨拶(新郎)
フォーマル版
本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございます。
私は○○(新婦の名前)さんとお付き合いさせていただいております、△△(新郎の名前)と申します。
このたび、○○さんとの結婚をお許しいただき、両家の顔合わせの場を設けさせていただきました。
本日は両家の親睦を深められればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
カジュアル版
今日はお集まりいただきありがとうございます。
△△です。○○さんと結婚することになり、今日はお互いの家族を紹介させていただく場を設けました。
堅苦しくなく、楽しい時間にしたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
結びの挨拶(新郎)
フォーマル版
本日は長時間にわたり、ありがとうございました。
両家の皆様に温かく見守っていただき、大変うれしく思っております。
これからふたりで力を合わせて、幸せな家庭を築いていきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
カジュアル版
今日は楽しい時間をありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いします。
父親の挨拶(結び)
新郎の父親の場合
本日はお集まりいただき、ありがとうございました。
まだまだ未熟な息子ですが、温かく見守っていただければ幸いです。
今後とも、両家でお付き合いいただければと思います。
本日は誠にありがとうございました。
顔合わせを成功させるコツ
会話を盛り上げる話題
顔合わせで会話が途切れないよう、話題をいくつか用意しておきましょう。
おすすめの話題
- 天気や季節の話
- 共通の趣味の話
- 地元や出身地の話
- ふたりの子どもの頃の話
- 家族やペットの話
- 今後の結婚式や入籍の予定
避けた方がいい話題
- 政治や宗教の話
- 不幸なニュースの話
- 愚痴や悪口
- 自慢話
- 病気の話
- ひいきのスポーツチームの話(対立する可能性がある場合)
顔合わせのしおりを作る
「顔合わせのしおり」を用意するカップルが増えています。
しおりがあると、話のきっかけになり、記念にもなります。
しおりに含める内容(例)
- ふたりのプロフィール(名前、生年月日、趣味など)
- 家族の紹介
- 当日のプログラム
- コース料理のメニュー
- ふたりの写真や思い出
無料のテンプレートも多く公開されているので、活用すると便利です。
写真・アルバムを用意
幼少期の写真やアルバムを持っていくと、話のきっかけになります。
また、当日は集合写真を撮っておくと、良い記念になります。
お店のスタッフに撮影をお願いしても良いでしょう。
緊張を和らげるコツ
顔合わせは緊張するものです。
以下のコツで、少しでもリラックスしましょう。
- 事前に話題をいくつか用意しておく
- しおりを手元に置いておく(困ったときの助けになる)
- 時間に余裕を持って行動する
- 完璧を目指さない(多少の沈黙は問題ない)
顔合わせの後にやること
顔合わせが終わったら、結婚に向けて本格的な準備が始まります。
入籍に向けた準備
入籍に必要な書類(戸籍謄本など)を準備しましょう。
入籍後は、氏名変更や住所変更などさまざまな手続きが必要になります。
結婚式の準備
結婚式を行う場合は、式場探しや準備を進めましょう。
顔合わせで両家の意向を確認しておくと、スムーズに進められます。
入籍後の手続きについて
入籍後で特に女性に必要な手続きについては、以下の手続きガイドで詳しく解説しています。
よくある質問(Q&A)
兄弟姉妹は参加すべき?
参加してもしなくても問題ありません。
両家で人数を揃える必要はなく、参加を希望する場合は事前に相手方に伝えておきましょう。
当日いきなり連れてくるのはNGです。
仏滅に行うのはNG?
仏滅でも問題ありません。
お日柄を気にするかどうかは、両家の考え方次第です。
事前に両家の意向を確認しておくと安心です。
顔合わせをやりたくない場合は?
無理に形式的な顔合わせをする必要はありません。
カジュアルな食事会にしたり、オンラインで済ませたりすることも選択肢です。
ただし、両家の親に「顔合わせをしたい」という希望がある場合は、できるだけ尊重しましょう。
オンライン(リモート)での顔合わせはあり?
両家が合意すればありです。
遠方でスケジュール調整が難しい場合など、オンラインでの顔合わせを選ぶカップルもいます。
画面越しでも、お互いの顔が見えることで安心感が生まれます。
婚姻届のサインをもらうタイミングは?
顔合わせの場でもらうのがおすすめです。
婚姻届の証人欄に両家の親のサインをもらうと、セレモニー感が出て良い思い出になります。
食事と歓談の後、結びの挨拶の前などのタイミングが適しています。
まとめ
両家顔合わせ食事会の準備ポイントをおさらいしましょう。
-
日程・場所を決める
結婚挨拶から3ヶ月以内、両家がアクセスしやすい場所で -
費用の負担方法を相談する
ふたりで負担、両家で折半など、事前に決めておく -
手土産を用意する
3,000円〜5,000円、両家で金額を揃える -
席順を確認する
入り口から遠い側に新郎側、近い側に新婦側 -
服装の格を合わせる
両家で事前に相談しておく -
挨拶と進行を準備する
新郎が進行役を務めることが多い
顔合わせは、両家の親睦を深める大切な機会です。
あまり堅苦しく考えすぎず、楽しい時間を過ごしてください。
