通知カードを紛失したら?マイナンバーの調べ方と申請方法
「通知カードをなくしてしまった…マイナンバーがわからない」
「マイナンバーカードを作りたいのに通知カードが見つからない」
と焦っていませんか?
マイナンバーの通知カードは2020年に廃止され、紛失しても再発行はできません。
しかし、通知カードがなくてもマイナンバーの番号自体は消えませんし、番号を調べる方法もちゃんとあります。
この手続きガイドでは、通知カードを紛失した場合の正しい対処法、マイナンバーの調べ方、通知カードなしでマイナンバーカードを申請する方法まで、わかりやすく解説します。
1. まず知っておきたい「通知カード」の現状
1-1. 通知カードとは
通知カードは、2015年(平成27年)10月から住民票を持つすべての人に送付された紙製のカードです。
以下の情報が記載されていました。
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 性別
- マイナンバー(12桁の個人番号)
通知カードは「マイナンバーカード」とは異なり、顔写真がなく、本人確認書類としては使えません。
あくまで、マイナンバーを「通知する」ためだけのカードでした。
1-2. 通知カードは2020年に廃止された
通知カードは、マイナンバー法の改正により令和2年(2020年)5月25日に廃止されました。
廃止後にできなくなったこと
- 通知カードの再発行(紛失しても新たに発行できない)
- 通知カードの記載事項の変更(引っ越しや結婚で住所・氏名が変わっても書き換えできない)
廃止後の新しいしくみ
2020年5月25日以降に出生した方や海外から転入した方には、通知カードの代わりに「個人番号通知書」が送付されています。
ただし、個人番号通知書はマイナンバーを証明する書類としては使えません。
番号の確認だけに使うものです。
1-3. 手元の通知カードがまだ使えるケース
通知カードは廃止されましたが、すでにお持ちの通知カードが無効になったわけではありません。
以下の条件をすべて満たしている場合は、引き続きマイナンバーを証明する書類として使用できます。
- 通知カードに記載された氏名が現在の住民票と一致している
- 通知カードに記載された住所が現在の住民票と一致している
つまり、引っ越しや結婚・離婚で住所や氏名が変わっている場合は、通知カードは使えなくなっています。
2. マイナンバーの調べ方・確認方法
通知カードを紛失してマイナンバーがわからなくなっても、以下の方法で確認できます。
2-1. マイナンバー記載の住民票を取得する(最短で即日)
最も手軽で確実な方法です。
お住まいの市区町村の窓口で住民票を取得する際に、「マイナンバー記載あり」を指定してください。
手続きの流れ
- 市区町村の窓口または出張所に行く
- 住民票の写しの交付申請書に記入する
- 「個人番号(マイナンバー)の記載を希望する」欄にチェックを入れる
- 本人確認書類を提示する
- 手数料を支払い、住民票を受け取る
必要なもの
- 本人確認書類(運転免許証、パスポート、健康保険証など)
- 手数料
1通300円程度(自治体により異なる)
注意点
- 住民票は通常はマイナンバーが記載されません。
必ず「個人番号記載あり」を申し出てください - マイナンバー記載の住民票は、マイナンバーを証明する書類としても使用可能です(年末調整や確定申告での提出に使えます)
- 「住民票記載事項証明書」でもマイナンバーの記載を希望できます。
住民票の写しと同様にマイナンバーの証明に使えますので、提出先から指定された場合は窓口で相談してください - 多くの自治体ではコンビニ交付でマイナンバーを記載できません。
一部の自治体ではコンビニでもマイナンバー記載を選択できますが、確実に取得したい場合は市区町村窓口での取得がおすすめです
2-2. マイナンバーカードで確認する
マイナンバーカードをお持ちの方は、カードの裏面にマイナンバー(12桁)が記載されています。
まだマイナンバーカードを持っていない方は、この機会にカードを申請するのもおすすめです。
申請方法は「3. 通知カードなしでマイナンバーカードを申請する方法」で詳しく解説します。
確認方法の比較
| 確認方法 | 必要なもの | 費用 | 所要時間 | マイナンバー証明書類として使えるか |
|---|---|---|---|---|
| 住民票(マイナンバー記載) | 本人確認書類 | 約300円 | 即日 | ○ |
| マイナンバーカード | カード本体 | 無料 | すでに所持 | ○ |
3. 通知カードなしでマイナンバーカードを申請する方法
3-1. 通知カードがなくてもカード申請はできる
「通知カードがないとマイナンバーカードが作れない」と思っている方が多いですが、通知カードがなくてもマイナンバーカードの申請はできます。
通知カードを紛失した場合は、マイナンバーカードの交付時に紛失届を提出するだけでOKです。
3-2. 3つの申請方法
3-3. 申請してからカードを受け取るまでの流れ
マイナンバーカードの申請後、受け取りまでに約1〜2ヶ月かかります。
申請が集中する時期(年度末や確定申告シーズンなど)は、さらに時間がかかる場合があります。
- 申請する(窓口・オンライン・郵送)
- カードが届いたら市区町村から交付通知書(ハガキ)が届く
- 交付通知書に記載の持ち物を持って窓口で受け取る
- 暗証番号を設定して完了
受取時に必要なもの
- 交付通知書(ハガキ)
- 本人確認書類
- 通知カード(お持ちの方→返納 / 紛失の方→紛失届で対応)
マイナンバーカードの申請方法や使い方について、さらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
4. 通知カード紛失の届出手続き
通知カードを紛失した場合、以下の届出を行いましょう。
5. 通知カードを紛失したら悪用される?
通知カードを紛失すると、「悪用されるのでは?」と不安になる方もいるでしょう。
5-1. マイナンバーだけでは悪用されにくい
結論から言うと、マイナンバーだけでは悪用は非常にむずかしいです。
マイナンバーを使った行政手続きでは、番号だけでなく必ず本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)とセットで確認されます。
マイナンバーの番号を他人に知られたとしても、それだけで勝手に手続きをされることはありません。
また、マイナンバーを不正に収集・利用する行為はマイナンバー法で罰則が定められています。
5-2. それでも心配な場合の対処法
- 自宅の外で紛失した場合は、警察に遺失届を出しましょう
- マイナンバーの番号変更は原則できませんが、不正に利用されるおそれがあると認められた場合は変更が可能です。 お住まいの市区町村窓口に相談してください
遺失届の出し方について詳しくはこちらをご覧ください。
6. よくある質問
Q. 通知カードは再発行できますか?
A. できません。
通知カードは2020年5月25日に廃止されており、紛失しても再発行はできません。
マイナンバーを確認するには、マイナンバー記載の住民票を取得するか、マイナンバーカードを申請してください。
Q. 「個人番号通知書」と「通知カード」は何が違うの?
A. 発行時期と証明書類としての使えるかどうかが異なります。
2020年5月25日以降に生まれた方などには、通知カードの代わりに「個人番号通知書」が届きます。
| 通知カード | 個人番号通知書 | |
|---|---|---|
| 発行時期 | 2015年〜2020年5月 | 2020年5月以降 |
| マイナンバー証明書類として | ○(住所等が一致の場合) | ✕ |
| 再発行 | ✕ | ✕ |
個人番号通知書は番号を確認するためだけのもので、マイナンバーを証明する書類としては使えません。
Q. 年末調整や確定申告でマイナンバーを提出するにはどうすればいい?
A. 以下のいずれかの方法で番号を確認できます。
- マイナンバー記載の住民票を取得する(手数料約300円)
- マイナンバーカード(裏面に番号が記載)のコピーを提出
年末調整の書き方や手続きの詳細はこちらをご確認ください。
Q. 子供のマイナンバーがわからない場合はどうすればいい?
A. 住民票(マイナンバー記載あり)を取得すれば確認できます。
同一世帯であれば、ご家族が代理で住民票を取得することも可能です。
Q. コンビニでマイナンバー入りの住民票は取れる?
A. 自治体によります。
コンビニ交付で住民票自体は取得できますが、多くの自治体ではコンビニ交付でマイナンバーを記載できません。
一部の自治体ではコンビニのマルチコピー機でマイナンバー記載のあり/なしを選択できますが、対応していない自治体のほうが多い状況です。
お住まいの自治体が対応しているかわからない場合は、市区町村窓口で取得するのが確実です。
Q. マイナンバーカードの申請に通知カードは必須?
A. 必須ではありません。
通知カードを紛失した場合でも、本人確認書類があればマイナンバーカードの申請ができます。
受取時に紛失届を一緒に提出すれば問題ありません。
まとめ
通知カードを紛失しても、落ち着いて対処すれば問題ありません。
- マイナンバーを確認したい
市区町村窓口でマイナンバー記載の住民票を取得する(手数料約300円・即日) - マイナンバーカードを作りたい
通知カードなしでも申請可能。窓口申請がおすすめ - 紛失届を出したい
自宅なら市区町村窓口へ、自宅外ならまず警察に遺失届 - 悪用が心配
マイナンバーだけでは悪用は困難。心配なら市区町村窓口に相談を
通知カードは再発行できませんので、今後のためにも早めにマイナンバーカードを取得しておくことをおすすめします。
マイナンバーカードがあれば、番号の確認はもちろん、マイナ保険証や各種オンライン手続きにも利用できます。
