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電気・ガス・水道の引っ越し手続き完全ガイド

電気・ガス・水道の引っ越し手続き完全ガイド
最終更新:2026年3月5日

引っ越しの準備リストを眺めると、「電気・ガス・水道の手続き」という項目がほぼ必ずあります。

この手続きガイドでは、電気・ガス・水道それぞれの手続き方法と注意点を、引っ越し初心者にもわかりやすく解説します。

入居当日から電気もガスも水道も使えるよう、ぜひ参考にしてください。

電気・ガス・水道の手続き早見表

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まずは全体像を確認しましょう。

ライフライン申込みのタイミング申込み方法立ち会いの要否
電気(停止)引越し日の1〜2週間前電話 or Web原則不要
電気(開通)引越し日の1〜2週間前電話 or Web原則不要
ガス(閉栓)引越し日の1〜2週間前電話 or Web原則不要(※)
ガス(開栓)引越し日の1〜2週間前電話 or Web必要
水道(停止)引越し日の3〜4日前電話 or Web原則不要
水道(開通)引越し日の3〜4日前電話 or Web原則不要

※ガスのメーターが屋内に設置されている場合やオートロック物件は閉栓時も立ち会いが必要になる場合があります。

ガスの開栓だけは立ち会いが必須です。

引越し日が決まったら、まずガスの開栓予約から取りかかることをおすすめします。

電気の手続き

電気の手続きは大きく2つあります。

  • 旧居の電気を止める(使用停止)
  • 新居の電気を開通させる(使用開始)

旧居の電気を止める(使用停止)

申込み方法とタイミング

引越し日の1〜2週間前を目安に、現在契約している電力会社に連絡します。

申込みは電話またはWebサイトから手続きが可能です。

立ち会いは原則不要ですが、オートロック物件で作業員が入れない場合などは必要になることがあります。

手続きに必要なもの

  • お客様番号(検針票または領収書に記載)
  • 契約者氏名
  • 電話番号
  • 旧居の住所
  • 電気の停止希望日

注意点

解約を忘れると料金が発生し続けます。

退去後も旧居の契約が残っていると、基本料金の支払いが継続します。

また、プランによっては解約金が発生する場合があります。

契約内容を事前に確認し、引越し日に合わせて確実に手続きを済ませましょう。

新居の電気を開通させる(使用開始)

申込み方法とタイミング

引越し日の1〜2週間前を目安に、新居の電力会社に連絡します。

申込みは電話またはWebサイトから可能です。

立ち会いは原則不要ですが、オール電化設備の通電作業が必要な場合は立ち会いが求められることがあります。

手続きに必要なもの

  • 契約者氏名
  • 新居の住所
  • 電話番号
  • 供給地点特定番号(分電盤やメーターの近くに貼ってある場合が多い)
  • 使用開始希望日
  • 支払い方法(口座振替 or クレジットカードなど)

電力会社の乗り換えを検討するタイミング

引越しは、電力会社を見直す良い機会でもあります。

電力自由化に伴い、現在は多くの新電力会社が参入しています。

同じ電力会社を継続する場合は、その会社に「引越し手続き」を申し込むだけで完了します。

別の電力会社に切り替える場合は、旧居の電力会社に停止を申し込み、新居では切り替え先の電力会社に申し込む、という2つの手続きが必要です。

入居後のブレーカー確認

新居に到着したら、ブレーカーを上げて電気が使えるか確認してください。

電気がつかない場合はすぐに電力会社に連絡しましょう。

ガスの手続き

ガスの手続きは電気・水道とは異なり、新居でガスを開通させる際に立ち会いが必須です。

日程調整の都合もあるため、最も優先的に手続きを進める必要があります。

都市ガスとプロパンガスを確認しよう

ガスには都市ガスプロパンガス(LPガス)の2種類があります。

旧居と新居でガスの種類が異なる場合、これまで使っていたガスコンロや給湯器が使えなくなる可能性があるため、事前に確認が必要です。

都市ガスとプロパンガスの違い

比較項目都市ガスプロパンガス
料金の目安(10m³/月)約2,500円約9,000円
供給方法地下パイプラインガスボンベで個別配送
供給エリア都市部中心全国どこでも
原料液化天然ガス(メタン)液化石油ガス(プロパン・ブタン)
ガス漏れ時の拡散空気より軽く上へ拡散空気より重く床面に滞留
災害時の復旧数日〜数週間かかる場合ありボンベ交換で数時間〜1日程度
機器の互換性都市ガス専用機器が必要プロパン専用機器が必要

※料金はHTBエナジー調査(東京ガス・2024年検針分、経済産業省LPガス小売価格調査2024年12月)より。

料金の目安(月間使用量別)

使用量(1カ月)都市ガス(東京ガス)プロパンガス(全国平均)
5m³約1,700円約6,000円
10m³約2,500円約9,000円
15m³約3,500円約11,500円
20m³約4,000円約16,000円

料金の差は大きく、同じ使用量でも都市ガスの方が約2〜3倍安いのが特徴です。

自分の家のガスの種類を確認する方法

  • ガスメーターや明細書に「13A」「12A」と書いてある
    → 都市ガス
  • ガスメーターや明細書に「LPG」「液化石油ガス」と書いてある
    → プロパンガス
  • 敷地内にガスボンベがある
    → プロパンガス
  • 地面の配管から直接ガスが引かれている
    → 都市ガス

ガスの種類が変わる場合の機器対応

都市ガスとプロパンガスの機器は互換性がありません。

引越しでガスの種類が変わる場合は、次の対応が必要になります。

  • ガスコンロ
    ノズル部品を交換することで対応できる場合があります(5,000〜10,000円程度)。
    ただし機器の種類によっては対応できないこともあります。
  • 給湯器
    都市ガス用とプロパン用は別製品のため、基本的に新規交換が必要です。
    費用は数十万円規模になる場合があります。

賃貸物件の場合、給湯器は大家や管理会社の持ち物であることが多く、入居者が費用を負担しないケースもあります。

不明な点は、管理会社または新居のガス会社に事前に確認してください。

旧居のガスを止める(閉栓)

申込み方法とタイミング

引越し日の1〜2週間前を目安に、現在契約しているガス会社に連絡します。

申込みは電話またはWebサイトから可能です。

閉栓時の立ち会いは通常不要ですが、ガスメーターが屋内にある場合やオートロック物件では必要になる場合があります。

手続きに必要なもの

  • 契約者氏名
  • お客様番号
  • 旧居の住所と電話番号
  • ガスの停止希望日

新居のガスを開通させる(開栓)

申込み方法とタイミング

引越し日の1〜2週間前を目安に、新居のガス会社に連絡して開栓の予約を取ります。

申込みは電話またはWebサイトから可能です。

引越しシーズン(3〜4月)はガス会社が大変混み合います。

引越し日が決まったら最優先で予約を入れることをおすすめします。

立ち会いが必要な理由と注意点

ガスの開栓は立ち会いが必須です。

ガス漏れ検査と安全に関する説明が必要なため、ガス会社のスタッフが必ず訪問して作業を行います。

以下の点に注意してください。

  • 立ち会いの時間帯は「9〜12時」「13〜15時」のように2〜3時間の枠で指定する
  • 本人以外の代理人(家族など)でも立ち会い可能
  • 引越し業者の作業と時間が重なる場合は調整が必要
  • プロパンガスは土日・祝日に対応していない業者が多い

引越し当日に初めてガスが点かなくて困る…という事態を避けるため、入居日前日に開栓作業を完了させるのが最も安心です。

手続きに必要なもの

  • 契約者氏名
  • 新居の住所と電話番号
  • 現住所・電話番号
  • 建物の情報(戸建て・集合住宅・新築など)
  • 開栓希望日時と立ち会い人の氏名(代理人可)
  • 新居で使用するガス機器の情報
  • 支払い方法(口座振替 or クレジットカードなど)

主な都市ガス会社の連絡先

ガス会社電話番号受付時間
東京ガス0570-002239平日・土曜 9〜19時、日祝 9〜17時
東邦ガス0570-783987全日24時間(引越し手続き)
大阪ガスエリアにより異なる平日・土曜 9〜19時、日祝 9〜17時

プロパンガスの場合は、物件に設置されているガスボンベの搬入・開栓を担当する業者が決まっています。

管理会社または大家に「プロパンガスの会社はどこですか」と確認してから連絡します。

水道の手続き

水道の手続きは、電気やガスと異なり、管轄する水道局が自治体ごとに異なります。

「新居の管轄水道局」への連絡が必要です。

旧居の水道を止める(使用中止)

申込み方法とタイミング

引越し日の3〜4日前を目安に、現在の水道局に使用中止を申し込みます。

申込みは電話またはWebサイトから可能な自治体が増えています。

電話のみの自治体もありますので、事前に確認しておきましょう。

立ち会いは原則不要です。

手続きに必要なもの

  • 契約者氏名
  • お客様番号(検針票または請求書に記載)
  • 旧居の住所と電話番号
  • 水道番号(水栓番号)
  • 使用中止希望日

新居の水道を開通させる(使用開始)

申込み方法とタイミング

引越し日の3〜4日前を目安に、新居を管轄する水道局に使用開始を申し込みます。

立ち会いは原則不要です。

同一市区町村内での引越しの場合は、停止と開始を1度の連絡でまとめて手続きできる場合があります。

手続きに必要なもの

  • 契約者氏名
  • 新居の住所
  • 電話番号
  • お客様番号(旧居で取得している場合)

新居の管轄水道局を探す

新居の住所が決まったら、管轄の水道局を調べておきましょう。

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手続きスケジュール チェックリスト

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手続きを時系列でまとめると、次のようになります。

引越しが決まったら すぐに

  • 旧居のガス会社に閉栓の連絡をする
  • 新居のガス会社を確認し開栓の予約を入れる(立ち会い日時を決める)

ガスは立ち会いが必要なため、最初に日程を確保しておくことが重要です。

引越しの2週間前〜1週間前

  • 旧居の電力会社に使用停止を申し込む
  • 新居の電力会社に使用開始を申し込む(または乗り換え先を申し込む)
  • ガスの種類が変わる場合は、コンロ・給湯器の対応を管理会社に確認する

引越しの3〜4日前

  • 旧居の水道局に使用中止を申し込む
  • 新居の水道局に使用開始を申し込む

引越し当日

  • 新居でブレーカーを上げて電気の動作確認
  • ガス開栓の立ち会い(事前に予約した時間に在宅する)
  • 水道の蛇口を開いて水が出ることを確認

よくある疑問

Q. 引越し直前になって手続きを忘れていた場合はどうする?

A. 電気は申込みから短時間で開通できることが多く、当日に電話してもすぐ使えるケースがあります。

水道も3〜4日前が目安ですが、急ぎの場合は電話で相談すると対応してもらえることがあります。

ガスだけは立ち会いが必要なため、当日に連絡しても対応が難しい場合があります。

引越しシーズン中は特に予約が取りにくいため、できる限り早めに日程を確保してください。

Q. ガスの開栓は土日や祝日でも対応してもらえる?

A. 都市ガス会社の多くは土曜日も対応可能です。

ただし日曜・祝日は対応していない場合があります。

プロパンガス会社は、土日祝に対応していないケースが多いです。

引越し日が土日になる場合は、事前に連絡して対応可否を確認してください。

Q. 引越し当日にガスの開栓立ち会いと引越し業者が重なってしまう

A. よくある状況です。次のような工夫で対応できます。

  • ガスの立ち会いを入居日の前日に設定する
  • 時間帯をずらして予約を調整する(例:ガスを午前、引越し業者を午後)
  • 代理人(家族など)にガスの立ち会いをしてもらう

Q. 旧居の電気を止め忘れるとどうなる?

A. 旧居の解約手続きをしないまま退去すると、基本料金が発生し続けます。

また、次の入居者が新たに契約できない場合があります。

退去立会いの際に解約忘れに気づいた場合は、すぐに電力会社に連絡してください。

Q. 都市ガスからプロパンガスに変わるとき、ガスコンロは使えなくなる?

A. そのまま使い続けることはできません。

都市ガス用とプロパンガス用の機器は互換性がなく、ガスコンロの種類を変換する必要があります。

部品(ノズル)を交換すれば引き続き使えることもありますが、機種によっては対応できない場合もあります。

引越し先のプロパンガス会社またはコンロのメーカーに確認しましょう。

給湯器については、基本的に新居に対応した機器が設置されているため、自分で交換が必要になるケースは賃貸では少ないです。

Q. 電気・ガスの会社を引越しのタイミングで見直したい

A. 引越しは電力会社・ガス会社を乗り換えるベストなタイミングです。

電力自由化により、携帯電話キャリア系(ソフトバンクでんき、auでんき、ドコモでんきなど)や、ガスとセットでお得になるプランなど、選択肢が増えています。

現在の居住地と新居の地域によって選べるサービスが異なるため、エネチェンジなどの比較サイトで確認してみることをおすすめします。

引っ越しで必要な他の手続きも忘れずに

電気・ガス・水道の手続きが完了したら、次のような手続きも進めましょう。

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